「海外における平安文学及び多言語翻訳に関する研究」(2017年度 基盤研究(A)課題番号︰17H00912 研究代表者 伊藤鉄也)

論文名

(レポート)『十帖源氏』の英訳の感想

執筆者

ジョン・C・カーン

掲載誌名

海外平安文学研究ジャーナルvol.3.0

発表・刊行年

2015

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要旨

『十帖源氏』は17 世紀の源氏物語の梗概書で、おそらく初めて外国語に訳された梗概書である。なぜいままで訳されていないのか、という質問ははっきりと答えられないが、外国語訳の価値があるかどうかについての疑問があると思う。『源氏物語』は現代語訳でだれでも読める時代には梗概書が必要ない、と思う人はいるであろう。しかし、数百年の間、原文より梗概書が読まれていたので、その時代の人の考えや批評が梗概書に含まれている。(※冒頭部分)

備考

https://genjiito.org/cms/journals/juornal3/ にてダウンロード可能