論文名
(レポート)『十帖源氏』の英訳の感想
執筆者
ジョン・C・カーン
掲載誌名
海外平安文学研究ジャーナルvol.3.0
発表・刊行年
2015
要旨
『十帖源氏』は17 世紀の源氏物語の梗概書で、おそらく初めて外国語に訳された梗概書である。なぜいままで訳されていないのか、という質問ははっきりと答えられないが、外国語訳の価値があるかどうかについての疑問があると思う。『源氏物語』は現代語訳でだれでも読める時代には梗概書が必要ない、と思う人はいるであろう。しかし、数百年の間、原文より梗概書が読まれていたので、その時代の人の考えや批評が梗概書に含まれている。(※冒頭部分)
備考
https://genjiito.org/cms/journals/juornal3/ にてダウンロード可能