「海外における平安文学及び多言語翻訳に関する研究」(2017年度 基盤研究(A)課題番号︰17H00912 研究代表者 伊藤鉄也)

研究と成果過去の実績と関連する研究

1.研究費名称:科学研究費補助金・萌芽的研究

期間:平成13〜14年度

研究課題名:「外国語による日本文学研究文献のデータベース化に関する予備調査」(課題番号:13871051)

研究代表者氏名:伊藤鉄也

研究成果:海外における日本文学研究文献のデータベース化のための基礎的な調査研究の準備を行った。この予備調査によって幅広い交流の場を得、収集整理した資料は「日本文学外国語論文リスト」として公開した。

2.研究費名称:科学研究費補助金・基盤研究(B)

期間:平成15〜17年度

研究課題名:「外国語による日本文学研究文献のデータベース化に関する調査研究」(課題番号:15320034)

研究代表者氏名:伊藤鉄也

研究成果:多言語にわたる日本文学研究文献のデータベース化について以下の成果をあげた。

(1)『海外における日本文学研究論文1』(2005年2月発行)

(2)『海外における日本文学研究論文1+2』(2006年2月発行) 対象とした言語は、韓国語・中国語・ポーランド語・チェコ語・英語・ドイツ語・イタリア語・フランス語・オランダ語などである。併せて、外国語に翻訳された翻訳書・研究書の書誌解題と、研究史を整理するための資料集も刊行した。

(3)『海外における源氏物語』(2003年12月発行)

(4)『スペイン語圏における日本文学』(2004年9月発行)

(5)『海外における平安文学』(2005年2月発行)

(6)『海外における上代文学』(2006年2月発行)

3.研究費名称:科学研究費補助金・基盤研究(A)

期間:平成18〜21年度

研究課題名:「日本文学の国際的共同研究基盤の構築に関する調査研究」(課題番号:18202007)

研究代表者 氏名:2006〜8年度は伊井春樹(伊藤鉄也は研究分担者)、2009年度に伊藤が研究代表者を引き継ぐ。

研究成果:多角的な視点で海外における日本文学・文化の研究の諸相を研究した。各年の研究成果を研究誌『日本文学研究ジャーナル(全4冊)』として世に問うことができた。また、古代から近世までの日本文学作品に関する「翻訳事典」(全110作品、141点)という成果も得られ、『日本文学研究ジャーナル』に収録できた。

4 研究費名称:科学研究費補助金・基盤研究(A)

期間:平成25年度~29年度 

研究課題名:『海外における源氏物語を中心とした平安文学及び各国語翻訳に関する総合的調査研究』(課題番号:25244012)

研究代表者 伊藤鉄也

研究成果:今まで蓄積された研究成果をふまえ、より多角的な視点で海外における日本文学・文化の研究の諸相を研究した。各年の研究成果を研究誌『海外平安文学研究ジャーナル(全6冊)』として世に問うことができた。また、古代から近世までの日本文学作品のうち英訳作品を収録した『日本古典文学翻訳事典1〈英語改訂編〉』および、英訳以外の各国語による翻訳作品を収録した『日本古典文学翻訳事典2〈平安外語編〉』も公開することができた。なお、これらの研究成果は「海外源氏情報」というサイトで公開し、本科研に引き継がれている。