「海外における平安文学及び多言語翻訳に関する研究」(2017年度 基盤研究(A)課題番号︰17H00912 研究代表者 伊藤鉄也)

『平安朝の文学と装束』(新典社)発行(2016年3月)

研究協力者の畠山大二郎氏による『平安朝の文学と装束』(新典社)が3月18日に発行になります。

> 平安時代の装束と周辺文化とは。装束の復元を含む形状としての考察と、文学表現から当時の衣生活や認識を考察。装束生地見本封入。
> 序
> 第一編 文学作品の中の装束表現
>  第一章 『落窪物語』の「裁つ」―落窪の君の裁断行為を中心として―
>  第二章 『源氏物語』の「中の衣」と「綻び」―「紅葉賀」巻を中心として―
>  第三章 『源氏物語』の「ひきつくろふ」直衣姿―「松風」巻における光源氏の装束表現を中心として―
>  第四章 『源氏物語』の「衣の裾を引きならいたまふ」―「少女」巻における夕霧の懸想を中心として―
>  第五章 『源氏物語』の被け物―「若菜上」巻における「女の装束に細長添へて」を中心として―
> 第二編 装束の実態と表現
>  第一章 『源氏物語』の「端袖」―「綻び」「ゆだち」を中心として―
>  第二章 『源氏物語』の「扇」―朧月夜の扇を中心として―
>  第三章 『源氏物語』の「細長」―玉鬘の装束表現を中心として―
>  第四章 『源氏物語』の「柳の織物」―「若菜下」巻における明石の君の装束表現を中心として―
>  第五章 平安文学の「織物」―『狭衣物語』を中心として―
>  第六章 平安文学の裳の種類―「薄色の裳」を中心として―
> 第三編 日本文化としての装束表現
>  第一章 平安時代中期から後期における装束の復元―形状と寸法の問題を中心として―
>  第二章 『紫式部日記』の「小袿」―二の宮の御五十日を中心として―
>  第三章 『紫式部日記』の「無紋の青色に桜の唐衣」―三重襲と無紋綾織組織の問題を中心として―
>  第四章 國學院大學図書館蔵『住吉物語』絵の装束表現―嵯峨野の野遊びの場面を中心として―
> 結

博士論文を中心に加筆修正しています。詳細はこちらを参照してください。