(終了)43種類の言語に翻訳された『源氏物語』―アジアを歩いた調査報告―
無事に終了致しました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
以下、研究代表者のブログ「たつみのいほり」から情報を抜粋致します。
〇たつみのいほり
筑紫女学園大学の公開講座でお話したこと(2024年11月10日の記事)
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筑紫女学園大学 公開講座 クロスオーバーアジア塾 2024
「越境する『源氏物語』~日本・アジア・世界~」
・開催日時:2024年11月2日(土)14:00-16:00(開場13:45)
・会場:筑紫女学園警固キャンパス水月ホール (福岡県福岡市中央区警固2-8-1)
■報告趣旨:日本文学が海外で読まれている現状の報告から、書物が人を呼び込むことと今後の研究に及ぶ
■報告基盤:科研(A)「海外における平安文学及び多言語翻訳に関する研究」
(課題番号︰(H13)25244012+17H00912、研究代表者・伊藤鉃也・国文学研究資料館+大阪大学
■配布冊子:3冊
(1)『日本古典文学翻訳事典2〈平安外語編〉』
(伊藤編、国文学研究資料館、2016年、259頁)
(2)『海外平安文学研究ジャーナル《インド編 2016》』
(伊藤編、国文学研究資料館、2017年、248頁)
(3)『海外平安文学研究ジャーナル《中国編2019》』
(伊藤編、大阪大学国際教育交流センター、2021年、133頁)
■情報公開:
[海外へいあんぶんがく情報](https://genjiito.org)(伊藤科研の公開ホームページ)
[たつみのいほり より](http://genjiito.sblo.jp/)(伊藤のブログ、毎日書き続けて18年)
■報告概要:日本の古典文学の中でも、平安文学は多くの国々で翻訳され、広く読まれています。
例えば『源氏物語』は、43種類もの言語で翻訳されているのです(2023年9月23日現在)。
本日は、その翻訳本に関する南アジアにおける調査・収集活動の来歴を紹介し、そこから見えてくる今後の新しい研究テーマを提案します。
その過程で、書籍は探し求めている人に対して「おいで おいで」をする、という私が体験した事例もお話します。