論文名
ミシェル・ルヴォンによる『源氏物語』フランス語訳の試み
執筆者
常田 槙子
掲載誌名
早稲田大学大学院文学研究科紀要 第59輯
発表・刊行年
2013
PDF
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要旨
2012年4月のオルシ訳『源氏物語』(イタリア語)の刊行は記憶に新しいが、近年『源氏物語』を原文から直接翻訳する作業が各国で進んできている。『源氏物語』のフランス語訳としては、抄訳も含めて現在6種類のものが確認されているが、初めてフランス語訳を試みたのはミシェル・ルヴォン(Michel Revon, 1867-1947)である。これまでルヴォンの翻訳そものが取り上げられることはほとんどなかったが、本稿ではルヴォンによる抄訳を検討することで、『源氏物語』の初期の翻訳の実態を明らかにしたい。
備考