「海外における平安文学及び多言語翻訳に関する研究」(2017年度 基盤研究(A)課題番号︰17H00912 研究代表者 伊藤鉄也)

略年表

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西暦(元号)言語重訳の有無翻訳者名・著者名題名(作品名・書名)翻訳範囲出版社・発行元底本・版・掲載情報・参照情報など表紙・関連情報
1882(明治15)英語末松謙澄Genji monogatari「桐壺」〜「絵合」Trubner & Co.イギリス版

(参照)
同年に日本の丸屋から出版されていたという説がある。ただ、この時点で丸屋は存在しないので、詳細は不明である。(沼澤龍雄編『日本文學史表覽』182頁、明治書院、1934年)
赤い地に黒字でタイトルと、崖に立つ家、空には雲と銀色の月、下に広がる海の絵が描かれている。また、同じ絵で背景が緑がかった黄土色のものもある。
(表紙についての参考文献)
ラリー・ウォーカー「『源氏物語』英訳初版表紙のバリエーションについて」(『海外平安文学研究ジャーナル3.0』、2015年)
1883(明治16)フランス語Arvède BarineLa haute société japonaise au Xe siècle: Un don Juan japonais「桐壺」・「帚木」・「夕顔」Germer Baillière抄訳、末松謙澄『Genjimonogatari』
1894(明治27)英語末松謙澄Genji monogatari「桐壺」~「絵合」丸屋(現:丸善)日本版、「The Japanese Literture2(英文日本文庫シリーズ)」
☆◎
(書籍への書き込み/現物からの情報)
「英文日本文庫」シリーズの2巻目として出版された。扉に「日本文庫の中 源氏物語」との文字と琴の絵が描かれている。またその上部には、東條操氏の蔵書印が押されている。巻末の右側のページには、三谷栄一先生のメモが書かれている→「昭和十九年春 東條操先生茅ヶ崎へ疎開さるその折御蔵書整理され記念として賜わる 三谷栄一 扉の蔵書印は先生の新しい印にして本書に始めて〈ママ〉使用されたといふ」
赤地に金色で源氏香の図が描かれている。薄い紙のカバーがかかっている。
1900(明治33)英語末松謙澄Genji monogatariThe Colonial Press『Persian And Japanese Literture』第2巻本体の色は赤色と灰色があるが、本来の色は不明。中に中東と思われる男女を描いた口絵がある。
1906(明治39)ドイツ語Karl Adolf. Florenzなし「帚木」の「雨夜の品定め」と「若紫」の光源氏と紫の上の出会いB. G. Teubner※Die Religionen der Japaner,1906に収録不明
1910(明治43)フランス語Michel RevonLe Ghennji monogatari「桐壺」・「帚木」・「若紫」Librairie Ch. Delagrave抄訳、『Anthologie de la littérature japonaise des origines au XXe siècle』に所収。(Ghennjiはママ)、桐壺更衣への寵愛の場面は鈴木弘恭『新撰日本文学史略』(青山清吉、1892年)を底本とし、桐壺更衣の死・雨夜の品定め・若紫の垣間見の場面は三上参次・高津鍬三郎『日本文学史 上巻』(金港堂、1890年)を底本としている。
(Ghennjiはママ)フルテキストが掲載されているサイトがある。https://archive.org/stream/anthologiedelal00revogoog/anthologiedelal00revogoog_djvu.txt
ハードカバーは2種類あり、赤い色の地に金色の字でタイトルが書かれているものと、赤紫色の地に黄緑色、緑色、茶色、紫色の線が描かれているものもある。ペーパーバックは、黄土色の地に翻訳者とタイトル等が書かれている。中央より下には、スカートのようなものをはいた人物の絵が描かれている。また、表紙の右上にはふくろうの絵が描かれているものもある。
1911(明治44)ドイツ語Maximilian Müller-JabuschDie Abenteuer des Prinzen Genji「桐壺」〜「絵合」Albert Langen底本:末松謙澄『Genjimonogatari』◎表紙は皮製。扉絵はフランツ・クリストフによる、具足をつけた男性と、傘を持った女性の絵
皮が使用されていない白い表紙の本もある。また、扉絵は茶色の背景に青色で絵が描かれているバージョンもある。
1911(明治44)フランス語Michel RevonLe Ghennji monogatari「桐壺」・「帚木」・「若紫」Librairie Ch. Delagrave抄訳、1910年の2版。 『Anthologie de la littérature japonaise des origines au XXe siècle』に所収。(Ghennjiはママ)、桐壺更衣への寵愛の場面は鈴木弘恭『新撰日本文学史略』(青山清吉、1892年)を底本とし、桐壺更衣の死・雨夜の品定め・若紫の垣間見の場面は三上参次・高津鍬三郎『日本文学史 上巻』(金港堂、1890年)を底本としている。(Ghennjiはママ) 紫色の地に黒色と緑色が混じった色の三角形のような模様が貼られている。
1918(大正7)オランダ語Marinus Willem. de VisserDie Genji MonogatariJ.A. Boom底本:末松謙澄『Genjimonogatari』、『Oude Kunst Een maandschrift voor verzamelaars en kunstzinnigen』に掲載される。
(情報の出典/出版に関する情報)
沼澤龍雄編『日本文學史表覽』182頁(明治書院、1934年)
1919(大正8)フランス語Michel RevonLe Ghennji monogatari 「桐壺」・「帚木」・「若紫」Librairie Ch. Delagrave抄訳、『Anthologie de la littérature japonaise des origines au XXe siècle』に所収。(Ghennjiはママ)、桐壺更衣への寵愛の場面は鈴木弘恭『新撰日本文学史略』(青山清吉、1892年)を底本とし、桐壺更衣の死・雨夜の品定め・若紫の垣間見の場面は三上参次・高津鍬三郎『日本文学史 上巻』(金港堂、1890年)を底本としている。1910年の4版。見開きには1919年出版と書かれているが、画像が掲載されているサイトを参照すると、1920年の出版となっている。見開きの写真からは、縁は赤色であることがわかる。
1922(大正11)英語Oswald WhiteParting「賢木(一部)」翻訳開始
(情報の出典/出版に関する情報)
Michael Emmerich,The Tale of Genji: Translation, Canonization, and World Literature,p-248,ColumbiaUniverstyPress,2013
1922(大正11)フランス語Kiku Yamata(山田菊)Le Roman de Genji「桐壺」~「葵」Plon底本:Arthur Waley,The tale of Genji 、「Feux croisés, âmes et terres étrangères」の1つ。◎茶色の地に黒色でタイトルと桃色で枠が描かれている。
1923(大正12)フランス語Michel RevonLe Ghennji monogatari 「桐壺」・「帚木」・「若紫」Delagrave1910年の5版。抄訳、『Anthologie de la littérature japonaise des origines au XXe siècle』に所収。(Ghennjiはママ)、桐壺更衣への寵愛の場面は鈴木弘恭『新撰日本文学史略』(青山清吉、1892年)を底本とし、桐壺更衣の死・雨夜の品定め・若紫の垣間見の場面は三上参次・高津鍬三郎『日本文学史 上巻』(金港堂、1890年)を底本としている。赤茶色の地に黒色の三角形のような模様が貼られている。背表紙は金字で書かれている。
1924(大正13)ロシア語Конрад, Николай Иосифович(Konrad, Nikolaĭ Iosifovich)Повест о Гендзи, Блистателном принце. «Цикада» (Уцсеми)(Povest o Gendzi, Blistatelnom printse. «Tsikada» (Utssemi))「空蝉」全世界文学出版社『東洋(Vostok・ヴォストーク)』第4号に掲載
1925(大正14)英語Arthur WaleyThe tale of Genji「桐壺」〜「葵」George&Allen&Unwin1925年に3回増刷されている。◎
紺色で無地の表紙、この他にカバーが無い状態で赤茶色の地に金字でタイトルが書かれている本がある。
(情報の出典/表紙に関する情報)
McMaster University/カナダにあるマックマスター大学図書館のサイトに掲載されている。
http://pw20c.mcmaster.ca/russell-lib/media/tale-genji-lady-murasaki-translated-japanese-arthur-waley
1925(大正14)英語Arthur WaleyThe tale of Genji「桐壺」〜「葵」Houghton Mifflin(情報の出典/出版に関する情報)
『広報かしわざき』2013年7月20日号掲載記事(ドナルド・キーンセンター柏崎)https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/kyoiku/bunka/keene-center/collection/130720.html
1巻は紺色の背表紙に表紙は赤色である。1925年以降、この出版社から6冊に分冊された書籍が出版された。
1925(大正14)ロシア語Конрад, Николай Иосифович(Konrad, Nikolaĭ Iosifovich)Вечерний лик (Иугао). Глава ие "Повест о Гендзи"(Vechernii lik (Iugao). Glava ie "Povest o Gendzi")「夕顔」全世界文学出版社『東洋(Vostok・ヴォストーク)』第5号に掲載、底本:藤井紫影他編『新釈源氏物語』(新潮社、1911年)で、池辺義象・鎌田正憲『校定源氏物語詳解』(博文館、1916年)・池辺義象編『校註国文叢書・源氏物語(博文館、1913年)・『国語と国文学・源氏物語号』2巻第10号(至文堂、1925年10月)も参照した。
1926(大正15/昭和1)英語Arthur WaleyThe sacred tree「賢木」〜「松風」George&Allen&Unwin紺色の地に金色でタイトルが書かれている。見開きには赤い紋章のようなものを中心に左右に男性を配した絵が貼ってある。
この他にカバーが無い状態で赤茶色の地に金字でタイトルが書かれている本がある。
1926(大正15/昭和1)英語Arthur WaleyThe sacred Tree: being the second part of The tale of Genji「賢木」〜「松風」Houghton Mifflin背表紙・表紙は緑色で鞠のような文様が描かれている・カバーは黄土色の地に黒色で平安時代の男女が車を目の前にして並んで座っている絵が描かれている。
1927(昭和2)英語Arthur WaleyA Wreath of cloud「薄雲」〜「野分」George&Allen&Unwin紺色の地に金色でタイトルが書かれている。見開きにろうそくの絵が貼ってある。この他にカバーが無い状態で赤茶色の地に金字でタイトルが書かれている本がある。
1927(昭和2)英語Arthur WaleyA Wreath of cloud「薄雲」〜「野分」Houghton Mifflin表紙は青色で鞠のような文様が絵が描かれている。
1927(昭和2)ロシア語Конрад, Николай Иосифович(Konrad, Nikolaĭ Iosifovich)I︠A︡ponskai︠a︡ literatura v obrazt︠s︡akh i ocherkakh(Iaponskaia literatura v obraztsakh i ocherkakh)「帚木」Leningradskii institut zhirukh vostochnykh ii͡azykov「雨夜の品定め」のみで題名は「雨夜に」、『日本文学の作品例と概説』所収)、底本:藤井紫影他編『新釈源氏物語』(新潮社、1911年)で、池辺義象・鎌田正憲『校定源氏物語詳解』(博文館、1916年)・池辺義象編『校註国文叢書・源氏物語(博文館、1913年)・『国語と国文学・源氏物語号』2巻第10号(至文堂、1925年10月)も参照した。
1927(昭和2)ロシア語Конрад, Николай Иосифович(Konrad, Nikolaĭ Iosifovich)I︠A︡ponskai︠a︡ literatura v obrazt︠s︡akh i ocherkakh(Iaponskaia literatura v obraztsakh i ocherkakh)「帚木」Izd. Instituta zhivykh vostochnykh i͡azykov im. A.S. Enukidze「雨夜の品定め」のみで題名は「雨夜に」、『日本文学の作品例と概説』所収)、底本:藤井紫影他編『新釈源氏物語』(新潮社、1911年)で、池辺義象・鎌田正憲『校定源氏物語詳解』(博文館、1916年)・池辺義象編『校註国文叢書・源氏物語(博文館、1913年)・『国語と国文学・源氏物語号』2巻第10号(至文堂、1925年10月)も参照した。
1928(昭和3)英語Arthur WaleyBlue trousers「行幸」〜「幻」Houghton Mifflin背表紙・表紙は黄色で鞠のような文様が絵が描かれている。「若菜上」巻の女三の宮を描いたと思われる浮世絵をデザイン化したカバーが付いている。
1928(昭和3)英語Arthur WaleyBlue trousers「行幸」〜「幻」George&Allen&Unwinこの他にカバーが無い状態で赤茶色の地に金字でタイトルが書かれている本がある。
1928(昭和3)英語Arthur WaleyBlue trousers「行幸」〜「幻」Unwin Brothers本体は群青色で茶色の地に青色でタイトルが書かれたカバーがついている。
1928(昭和3)フランス語Michel RevonLe Ghennji monogatari 「桐壺」・「帚木」・「若紫」Delagrave1910年の6版。抄訳、『Anthologie de la littérature japonaise des origines au XXe siècle』に所収。(Ghennjiはママ)、桐壺更衣への寵愛の場面は鈴木弘恭『新撰日本文学史略』(青山清吉、1892年)を底本とし、桐壺更衣の死・雨夜の品定め・若紫の垣間見の場面は三上参次・高津鍬三郎『日本文学史 上巻』(金港堂、1890年)を底本としている。白地に黒字と赤字でタイトルや翻訳者などの情報が書かれている。中央にDの文字をデザインした神殿のような建物のイラストが描かれている。
1928(昭和3)フランス語Kiku Yamata(山田菊)Le Roman de Genji「桐壺」~「葵」PLON底本:Arthur Waley,The tale of Genji茶色の地に黒色でタイトルと桃色で枠が描かれている。限定版(全部で3608部印刷された)は赤い色に縦じまが描かれた表紙である。
1928(昭和3)スウェーデン語Annastina AlkmanGenjis roman : en japansk Don Juan för 1000 år sedan「桐壺」〜「葵」Bokförlaget Natur och Kultur底本:Arthur Waley,The tale of Genji徳川美術館蔵『国宝源氏物語絵巻』「宿木一」
1929(昭和4)英語Arthur WaleyThe tale of Genji 「桐壺」〜「葵」Houghton Mifflin1925年版に紫式部の生涯と時代および『源氏物語』の成立についての解説を加えたものである。赤色の地に丸い文様が描かれている。また背表紙は紺色である。
1930(昭和5)オランダ語Ellen ForestHet Verhaal van Prins Genji「桐壺」〜「葵」Holkema & Warendorf底本:Arthur Waley,The tale of Genji侍が団扇を持っている女性を抱きしめている絵
1932(昭和7)英語Arthur WaleyThe lady of the boat「匂宮」〜「宿木(前半)」George&Allen&Unwin
Houghton Mifflin
序文に金子元臣著『定本源氏物語新解下』(明治書院、1930年)を参照したとある。黄色の地に丸い文様が絵が絵が描かれている。背表紙は赤色である。
1932(昭和7)英語Arthur WaleyThe lady of the boat「匂宮」〜「宿木(前半)」Unwin Brothers序文に金子元臣著『定本源氏物語新解下』(明治書院、1930年)を参照したとある。表紙がなく、黄土色の地に金字でタイトルが書かれている。
1933(昭和8)英語Arthur WaleyThe bridge of dreams「宿木(後半)」〜「夢浮橋」Unwin Brothers序文に金子元臣著『定本源氏物語新解下』(明治書院、1930年)を参照したとある。◎表紙がなく、黄土色の地に金字でタイトルが書かれている。
1933(昭和8)英語Arthur WaleyThe bridge of dreams「宿木(後半)」〜「夢浮橋」George&Allen&Unwin序文に金子元臣著『定本源氏物語新解下』(明治書院、1930年)を参照したとある。表紙がなく、黄土色の地に金字でタイトルが書かれている。
1933(昭和8)英語Arthur WaleyThe bridge of dreams「宿木(後半)」〜「夢浮橋」Houghton Mifflin序文に金子元臣著『定本源氏物語新解下』(明治書院、1930年)を参照したとある。背表紙は茶色で表紙との境が水色である。丸い文様が描かれている。
1934(昭和9)英語末松謙澄Genji monogatari「桐壺」〜「絵合」三角社日本版、「The Japanese Literture2(英文日本文庫シリーズ)」、同年に再版している。
☆◎
表紙は桐の葉のイラストと「賢木」の源氏香の図である。
1935(昭和10)英語Arthur WaleyThe tale of Genji : a novel in six parts「鈴虫」をのぞく全巻Houghton Mifflin2巻本(箱に入っている)、6巻を2巻にまとめたもの表紙は青色である。外箱は赤色の地に白い紙が貼ってある。表には、 Isabel Patersonによる書評と男性が立ち、女性が座って左下を眺めている絵が掲載されている。うらはNew York Timesの記事と、座って笛を吹く少年の絵が掲載されている。絵はいずれも浮世絵を元にしたと思われる絵である。
1935(昭和10)英語Arthur WaleyThe tale of Genji / by Lady Murasaki「鈴虫」をのぞく全巻George&Allen&Unwin6巻を3巻ずつまとめたもの。◎
(本に書いてあること)「鷺水庵より」2015年1月4日の記事より
・見開き右頁上段に、ゴードン・ハニングトン・ルース(Gordon Hannington Luce、1889年〜1979年)がアーサー・ウェイリーを追悼した詩をコーツ先生に書いて頂く。(/は後で付ける)
「In memoriam Arturi
Genji remains - unfading scented Rose,/Though Murasaki’s gone, and Arthur goes./The Pillow-book still stabs and cuts and mows./Though Shonagon has gone, and Arthur goes./Chu’s Summons to the Soul goes echoing on,/And awaits for broken tryst: but Arthur’s gone /To the great Inner Room, the Yellow Springs, /Where Chuang-tzu, weary, neither drums nor sings./The Way has still its power. The White Horse/Has leapt life’s dark ravine and vanisht/Gordon Luce July 1966」
→陳 雲蓮さんの日本語訳
「オーサーを追悼
源氏は永遠に残ったー色褪せない香りの薔薇のように/紫が去っていった、オーサーも去っていったにもかかわらず/枕草子はまだ(人の心を)突刺し、切り、刈り続ける/少納言が去っていった、オーサーも去っていったにもかかわらず/中宮の魂への呼び掛けは今なお響く/壊れた恋への悲しみも:しかし、オーサーは去っていった/大きな内宮には、黄色い泉/そこで荘子が疲れ果てた。太鼓も打たず、歌も読まず/老子の道はまだパワーが続く。白馬が/人生の暗い谷間を飛び越え、消えていった。/
Gordon H. Luce  1966年7月」
→コーツ先生からの説明
「This poem, in Luce is handwriting, wasfound in a book which I believed tohave belonged to Luce. Luce studiedat Emmanuel College,Cambridge,and was a friend of Arthur Waley.
Luce went to teach, and becamethe leading scholar on the historyof Burma.
John coates」
→秋岡さんの訳
「ルースが書いたこの詩は、ルースが所有していたと考えられる本で見つけました。
ルースはケンブリッジ大学エマニュエル・カレッジで学び、そしてアーサー・ウェイリーの友人の一人でした。
ルースはビルマの歴史を教え、そして、著名な学者になりました。
ジョン・コーツ」
表紙は赤い地に、金字で『源氏物語』と書いてある。背表紙も金字。
1935(昭和10)英語Arthur WaleyThe tale of Genji : a novel in four parts「行幸」〜「幻」Literary Guild黒地の表紙で中央に赤い正方形が描かれており、その中には金色で笛をふく少年の絵が絵が描かれている。また外箱は赤く、少女が桜の花びらを拾っている絵が絵が描かれている。
1935(昭和10)英語Arthur WaleyThe tale of Genji「桐壺」・「帚木」、「夕顔」~「葵」・「須磨」開隆堂書店「Kairyudo Japanese Classics1」、,曽根保という日本英語教育界の第一人者が英語教材として使用する目的で編集したもの。
1935(昭和10)ロシア語Конрад, Николай Иосифович(Konrad, Nikolaĭ Iosifovich)Фрейлина Кирицубо. Глава из помана(Freilina Kiritsubo. Glava iz pomana)「桐壺」アカデミア出版『東洋(Vostok・ヴォストーク)』に掲載、底本:藤井紫影他編『新釈源氏物語』(新潮社、1911年)で、池辺義象・鎌田正憲『校定源氏物語詳解』(博文館、1916年)・池辺義象編『校註国文叢書・源氏物語(博文館、1913年)・『国語と国文学・源氏物語号』2巻第10号(至文堂、1925年10月)も参照した。なお、この訳は『Bibliografii︠a︡ I︠A︡ponii : literatura, izdannai︠a︡ v Sovetskom Soi︠u︡ze na russkom i︠a︡zyke s 1917 po 1958 g. 』(『1917年~1958年にかけてソ連で出版された日本関連文献の目録』)というタイトルで1960年にマイクロフィルム可されている。
1937(昭和12)ドイツ語Herberth E. HerlitschkaDie Abenteuer des Prinzen Genji「桐壺」〜「幻」Insel Verlag底本:Arthur Waley,The tale of Genji
1941(昭和16)スペイン語Fernando GutiérrezGenji Monogatari(Romance de Genji)「桐壺」〜「葵」Editional Juventud底本:Arthur WaleArthur Waley,The tale of Genji。KIKU YAMATA,Le Roman de Genjiにも影響を受けた。
黄土色の表紙に赤紫色で原著者名と、三味線を膝にもたせかけながら手紙を読む江戸時代の女性の絵が描かれ、水色の字で本のタイトルが書かれている。カバーは同じ女性の絵で、クリーム色の地に黒色と橙色で絵とタイトルが書かれている。女性の周りには橙色で鳥と松と思われる絵も絵が描かれている。
1942(昭和17)イタリア語Ivo DomenichiniIl romanzo di Genji「桐壺」〜「葵」Casa Editrice G. Nerbini底本:Kiku Yamata,Le Roman de Genji、サイニーではこの本の翻訳者名はKiku Yamataとなっているものの、現物を確認したところ、Domenichiniとなっている。
1943(昭和18)イタリア語Ivo DomenichiniIl romanzo di Genji「桐壺」〜「葵」Casa Editrice G. Nerbin底本:Kiku Yamata,Le Roman de Genji、サイニーではこの本の翻訳者名はKiku Yamataとなっているものの、現物を確認したところ、Domenichiniとなっている。
1944(昭和19)イタリア語Piero JahierLa signora della barca. Il ponte dei sogni「匂宮」〜「夢浮橋」Bompiani底本:Arthur Waley,The tale of Genji
(情報の出典/出版に関する情報)
2002年に出版された本の奥付からの情報である。
1947(昭和22)ドイツ語Walte DonatDas junge Veilchen(若いすみれ)「若紫」(光源氏と藤壺の密通の場面を除く)Berlin&Buxtehude:Hübner底本:不明。ただし古典より翻訳。
(情報の出典/出版に関する情報)
ユディット・アロカイ「ドイツ語圏における『源氏物語』受容と翻訳の問題」(京都大学大学院・文学研究科 編
『世界の中の『源氏物語』』、風間書房、2010年2月)
1952(昭和27)フランス語Kiku Yamata(山田菊)Le Roman de Genji「桐壺」~「葵」PLON1928年の再版
茶色の地に黒色でタイトルと桃色で枠が描かれている。
1954(昭和29)ドイツ語Herberth E. HerlitschkaGenji : die Geschichte vom Prinzen1〜21巻は「桐壺」〜「朝顔」、2巻は「少女」〜「幻」Insel Veriag1937年と同内容、底本:Arthur Waley,The tale of Genji、Genji : die Geschichte vom Prinzen1〜2という別名で登録されているデータもある。
(1巻)縁台に座り、うちわを手にして夕涼みをする女性の浮世絵(2巻)すだれと障子を前にして座る男女を描いた浮世絵。男性は丸に卍の家紋が入った着物を着て、手紙を手にしている。
同年に出版された書籍には、薄い黄色の地を囲むように青色の模様が入っていて、中央にタイトルが書かれているものもある。
1955(昭和30)英語Arthur WaleyThe tale of Genji「桐壺」〜「葵」Doubleday1926年版の第1巻をペーパーバックとして、第3巻にある解説を冒頭につけたもの。「Anchor books, A55」◎北尾重政による浮世絵(大英博物館蔵・Ukiyo-e shuka Vol 11 34)を元に、Seong Moy(ソンモイ)という画家がデザインしたもの。黒い振袖を着た女性が立って三味線を弾いており、右下にいる赤い着物を着た女性が稽古本を持って座っている。
1955(昭和30)セルビア語Sreten IlicGendzi 「桐壺」〜「葵」Kosmos底本:Arthur Waley,The tale of Genji,「Biblioteka Majstora romana,knjiga」の4巻
(情報の出典)
2003年に出版された現物の奥付からの遡及データである。
青色の地に金色でタイトルがと葉のようなマークが描かれている。
1956(昭和31)英語Arthur WaleyThe tale of Genji「桐壺」〜「夢浮橋」(「鈴虫」をのぞく)Doubleday6巻を3巻ずつまとめたもの。
1957(昭和32)英語Arthur WaleyThe tale of Genji「桐壺」〜「夢浮橋」(「鈴虫」をのぞく)Allen&Unwin(情報の出典)
Worledcat
https://www.worldcat.org/title/tale-of-genji-a-novel-in-6-p-vol-12/oclc/313360911&referer=brief_results
水色の地に青色と赤色でタイトルが書かれている。
1957(昭和32)ヒンディー語Chavinath PandeyGēnjī kī Kathā(Genji Ki Kahani)「桐壺」〜「葵」Sahitya Akademi底本:Arthur Waley,The tale of Genji、2000年と2010年に再版される。
1957(昭和32)イタリア語Adriana MottiStoria di Genji il principe splendente「桐壺」〜「幻」Einaudi tascabili底本:Arthur Waley,The tale of Genji茶色の表紙、背表紙は黄土色で茶色でタイトルが書かれている。
1957(昭和32)
中国語銭稲孫源氏物語「桐壺」人民文学出版社『訳文』1957年8月号に掲載、底本は不明であるものの古典からの翻訳である。なし
1959(昭和34)
英語Arthur WaleyThe tale of Genji「賢木」〜「松風」Doubleday1926年版の第2巻をペーパーバックにしたものである。「Anchor books, A176」ビジュアルアーティストのRemy Charlipがデザインし、絵本作家のEdward Goreyが文字の体裁を整えたものである。青色と橙色の地に雲と松の木が描かれている。
1959(昭和34)英語Edward G. SeidenstickerThe tale of Genji翻訳開始、底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)
1959(昭和34)フランス語Charles HaguenauerLe Genji monogatari「桐壺」Presses universitaires de France「Bibliothèque de l'Institut des hautes études chinoise」シリーズの
第12巻、◎
薄緑色がかった地の中央に黒色で盾のようなものが描かれ、その中に取っ手のついた容器が描かれている。
1960(昭和35)英語Arthur WaleyThe tale of Genji: a novel in six parts「桐壺」〜「夢浮橋」(「鈴虫」をのぞく)Randam House Modern Library George&Allen&Unwin1935年版のペーパーバック、「UNESCO collection of representative works, Japanese series」の1つ。青色の地に黒色で人が走っている絵が描かれている。
1961(昭和36)英語Matsumoto Ryōzō(松本良三)英訳日本文学選集
Japanese literature, new and old
「桐壺」Hokuseido Press(北星堂)古典・近現代文学のアンソロジーである。古典は『枕草子』・『徒然草』・『更級紀行』、近現代作品は菊池寬の『啓吉の誘惑』、永井荷風の『范の犯罪』、芥川龍之介の『袈裟と盛遠』、谷崎潤一郎の『刺青』、野上弥生子の『海神丸』、高村光太郎の『春駒』その他、正岡子規の『果物』である。
1961(昭和36)中国語豊子愷源氏物語翻訳開始、底本:与謝野晶子訳『源氏物語』、谷崎潤一郎訳『源氏物語(旧訳)』、佐成謙太郎『対訳源氏物語』、金子元臣『定本源氏物語新解』かと推測されている。
1961(昭和36)パンジャービー語Jagjeet Singh AnandGenji dī Kahānī「桐壺」〜「葵」Sahitya Akademi底本:Arthur Waley,The tale of Genji
1962(昭和37)テルグ語N. V. R. KrishnamachayaGenji Gatha「桐壺」〜「葵」Sahitya Akademi底本:Arthur Waley,The tale of Genji橙色の表紙に、和服を着た女性が立っている絵。
1963(昭和38)ドイツ語Herberth E. HerlitschkaDie Schonsten Liebesgeschicten Des Prinzen Genji1巻は「桐壺」〜「朝顔」、2巻は「少女」〜「幻」Dt.Taschenbuch Verlagペーパーバック版、底本:Arthur Waley,The tale of Genji青色の着物を着た女性が踊っている絵
1963(昭和38)ハンガリー語Bela HamvasGendzsi Regénye1巻「桐壺」~「松風」、2巻「薄雲」~「幻」、3巻「匂宮」~「夢浮橋」Európa Könyvkiadó底本:Arthur Waley,The tale of Genji
1965(昭和40)英語Arthur WaleyThe tale of Genji : a novel in six parts「桐壺」〜「夢浮橋」(「鈴虫」をのぞく)George&Allen&Unwin1956年の第4版
1965(昭和40)タミル語K. AppaduraiGenji Katai「桐壺」〜「葵」Sahitya Akademi底本:Arthur Waley,The tale of Genji
1965(昭和40)マラヤーラム語P.P.EapanGenjiyude Katha「桐壺」〜「葵」Sahitya Akademi翻訳開始、底本:Arthur Waley,The tale of Genji
1966(昭和41)英語Matsumoto Ryōzō(松本良三)英訳日本文学選集
Japanese literature, new and old
「桐壺」Hokuseido Press(北星堂)古典・近現代文学のアンソロジーである。古典は『枕草子』・『徒然草』・『更級紀行』、近現代作品は菊池寬の『啓吉の誘惑』、永井荷風の『范の犯罪』、芥川龍之介の『袈裟と盛遠』、谷崎潤一郎の『刺青』、野上弥生子の『海神丸』、高村光太郎の『春駒』その他、正岡子規の『果物』である。
1966(昭和41)ドイツ語Oscar BenlGenji-MonogatariManesse底本:複数あるか。主に使用したのは『日本古典文学大系』(岩波書店)、1955年に一部を発表している(塚越敏「ドイツにおける日本古典の翻訳と現状」『かがみ』創刊号、1959年)、「マネッセ文庫コロナシリーズ」の1つ。
薄い橙色の地に緑色の枠が書かれ、その中にタイトルが書かれている。
1968(昭和43)スロヴェニア語Silvester ŠkerlPrinc in Dvorne Gospe 1~21巻は「桐壺」〜「朝顔」、2巻は「少女」〜「幻」Državna založba翻訳開始、底本:Herbert E. Herlitscka ,Die Geschichte vom Prinzen Genji
浮世絵(女性の絵)
1969(昭和44)オランダ語Hans Cornelis ten BergeYugao, 5 noh-spelen 「夕顔」不明底本:Arthur Waley,The tale of Genji、5つの能楽作品の翻訳も掲載
1969(昭和44)ルーマニア語Henriette Yvonne StahlGENJI「桐壺」〜「葵」Editura pentru Literatură Universală 底本:Arthur Waley,The tale of Genji,‎George. Allen & Unwin
1970(昭和45)英語Arthur WaleyThe tale of Genji1巻は「桐壺」〜「野分」、2巻は「行幸」〜「夢浮橋」Tuttle Publishing2巻本を1冊にまとめたもの◎
1971(昭和46)英語Arthur WaleyThe tale of Genji1巻は「桐壺」〜「野分」、2巻は「行幸」〜「夢浮橋」Charles E.Tuttle Company1935年版のペーパーバック、ユネスコの「日本の翻訳書」シリーズで、2巻本を1箱にまとめたTuttle版の第2刷☆表紙は土佐光吉・長次郎『源氏物語画帖』で、1巻の表紙は「末摘花 二」、裏表紙は「早蕨」である。2巻の表紙は「橋姫」、裏表紙は「野分」である。
1971(昭和46)ウルドゥー語Syed Ehtesham HussainGenji ki Kahani「桐壺」〜「葵」Sahitya Akademi翻訳開始、底本:Arthur Waley,The tale of Genji
本来の表紙は薄橙色に橙色でタイトルとサヒタヤアカデミーのマークが入っている。
1971(昭和46)ヘブライ語Dan SachsMasse GenjiSchocken徳川美術館蔵『国宝源氏物語絵巻』「宿木三」
1972(昭和47)英語Arthur WaleyThe tale of Genji「桐壺」〜「夢浮橋」(「鈴虫」をのぞく)Charles E. Tuttle6巻を3巻ずつまとめたもの。
1973(昭和48)英語Arthur WaleyThe tale of Genji「桐壺」〜「夢浮橋」(「鈴虫」をのぞく)George&Allen&Unwinユネスコの「UNESCO collection of representative works. Japanese series(日本の代表作)」シリーズの1つ。五島美術館蔵『国宝源氏物語絵巻』「夕霧」巻
1973(昭和48)中国語林文月源氏物語中外文学月刊社中国語訳を月刊誌『中外文学』に連載開始、最初の底本は吉沢義則校注『対校源氏物語新釈』、後に主な底本として使われたのは『日本古典文学全集』である。
1973(昭和48)中国語左秀靈源氏物語翻訳開始
1974(昭和49)英語末松謙澄GenjimonogatariCharles E. TuttleTerence Barrowによる序文がある。末松訳がPersian and Japanese Literture,Colonial Press,1900に収録されているとの記述がある。緑色の地に金色で源氏車の模様が絵が描かれた背景に、土佐光則『源氏物語画帖』「松風」巻の絵が掲載されている。
1974(昭和49)英語末松謙澄The tale of GenjiCharles E. Tuttle同年に出版された書籍のペーパーバック◎
1974(昭和49)英語Arthur WaleyThe tale of GenjiCharles E. Tuttle「UNESCO collection of representative works Japanese seri」の1つ。
1974(昭和49)中国語林文月源氏物語「桐壺」〜「須磨」中外文学月刊社最初の底本は吉沢義則校注『対校源氏物語新釈』、後に主な底本として使われたのは『日本古典文学全集』である。
1975(昭和50)ハングル柳呈源氏物語(ゲンジ イヤギ)乙酉文化社底本:『日本古典文学大系』・与謝野晶子『源氏物語』・谷崎潤一郎『源氏物語』、このうち与謝野晶子訳を最も参考にしている。「世界文学全集99」
1976(昭和51)英語Edward G. SeidenstickerThe tale of Genji完訳Tuttle Publishing底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)
1976(昭和51)英語Edward G. SeidenstickerThe tale of Genji完訳Secker and Warburg底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)
1976(昭和51)英語Edward G. SeidenstickerThe tale of Genji1巻は「桐壺」〜「花宴」、2巻は「藤裏葉」〜「夢浮橋」Alfred A.Knopf底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)◎外箱は作者不明であるものの、琳派の絵師による秋草が描かれた絵で、メトロポリタン美術館が所蔵するものである。本体は背表紙が紫色、表紙は薄い金色で金の藤のマークが入っている。
1976(昭和51)中国語林文月源氏物語(二)「明石」〜「篝火」中外文学月刊社最初の底本は吉沢義則校注『対校源氏物語新釈』、後に主な底本として使われたのは『日本古典文学全集』である。
1977(昭和52)英語Arthur WaleyThe tale of Genji「桐壺」〜「夢浮橋」(「鈴虫」をのぞく)ModernLibrary 薄い橙色の地に黒字でタイトルが書かれ、茶色で人が右へ向かって走るイラストが描かれている。
1977(昭和52)英語Edward G. SeidenstickerThe tale of Genji1巻は「桐壺」〜「花宴」、2巻は「藤裏葉」〜「夢浮橋」Alfred A.Knopf1976年の再版、底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)、「 UNESCO collection of representative works . Japanese series」の1つでBorzoi books というブランドの1つである。同出版社、同出版年の中にはこのブランドではない版もある。
1977(昭和52)中国語林文月源氏物語(三)「野分」〜「鈴虫」中外文学月刊社最初の底本は吉沢義則校注『対校源氏物語新釈』、後に主な底本として使われたのは『日本古典文学全集』である。
1977(昭和52)フランス語René SieffertLe dit du Genji「桐壺」〜「藤裏葉」Publications orientalistes de France底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)・『日本古典文学全集』(小学館)・『新潮古典集成』(新潮社)『紫式部日記絵巻』の藤原斉信。背景が黒く、裏表紙には作品名が書かれている。箱に入っているものでは、茶色の地に女房が筥をもっている絵(少女巻か)で白黒印刷されたものが貼られているものもある。
1977(昭和52)スペイン語Manuel TabaresLa fugitiva de Chujo「夕顔」Editorial Galerna底本:Arthur Waley,The tale of GenjiDouglas Wrightによる、正面を向いて櫛で髪をとかす女性の絵となっている。赤い地に白と黒の円が描かれ、黒い円の中に女性の姿が描かれている。絵の題名や出典等の情報は記載されていない。裏表紙には右を向いた鶏の絵が書かれている。
1978(昭和53)英語Edward G. SeidenstickerThe tale of Genji1巻は「桐壺」〜「花宴」、2巻は「藤裏葉」〜「夢浮橋」Alfred A.Knopf底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)、「BorozoiBooks」の1つ。
1978(昭和53)
英語Edward G. SeidenstickerThe tale of Genji1巻は「桐壺」〜「花宴」、2巻は「藤裏葉」〜「夢浮橋」Charles E.Tuttle Company底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)、箱入りの2冊本セット◎表紙と外箱は、円山応挙『藤花図』(重文・根津美術館蔵、1776年)
1978(昭和53)フランス語René SieffertLe dit du Genji 2巻本「桐壺」〜「藤裏葉」Publications orientalistes de France1977年の再版、底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)・『日本古典文学全集』(小学館)・『新潮古典集成』(新潮社)
ハードカバーは箱・本の表紙ともに背景が黒く、どちらも『紫式部日記絵巻』の藤原斉信。裏表紙には作品名が書かれている。ペーパバックは、背景が白く、『紫式部日記絵巻』の藤原斉信が描かれ、裏表紙には作品名が書かれている。また、以下のバージョンの表紙と箱もある。1巻は銀色と白色のグラデーション(上部が銀色、下部が白色)になっている地に黒字のタイトル、金字で『源氏物語』の字が書かれ、2巻は同じくグラデーション(上部が白色、下部が銀色)になっている地に黒字のタイトル、金字で『源氏物語』の字が書かれている。箱は茶色の地に女房が筥をもっている絵(少女巻か)で白黒印刷されたものが貼られている。
1978(昭和53)中国語豊子愷源氏物語台湾版、翻訳開始、底本:与謝野晶子訳『源氏物語』、谷崎潤一郎訳『源氏物語(旧訳)』、佐成謙太郎『対訳源氏物語』、金子元臣『定本源氏物語新解』かと推測されている。
1978(昭和53)中国語林文月源氏物語(四)「夕霧」〜「早蕨」中外文学月刊社最初の底本は吉沢義則校注『対校源氏物語新釈』、後に主な底本として使われたのは『日本古典文学全集』である。
1978(昭和53)中国語林文月源氏物語(五)「宿木」〜「夢浮橋」中外文学月刊社最初の底本は吉沢義則校注『対校源氏物語新釈』、後に主な底本として使われたのは『日本古典文学全集』である。
1979(昭和54)ハングル柳呈源氏物語(ゲンジ イヤギ)乙酉文化社底本:『日本古典文学大系』・与謝野晶子『源氏物語』・谷崎潤一郎『源氏物語』、このうち与謝野晶子訳を最も参考にしている。『新装版世界文学全集』第4・5巻に所収
1979(昭和54)英語Edward G. SeidenstickerThe tale of GenjiCharles E.Tuttle Company3版、底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)、参考文献は『日本古典文学全集』、玉上琢弥著『源氏物語評釈』(角川書店)、円地文子・谷崎潤一郎・与謝野晶子の現代語訳である。☆
表紙と外箱は、円山応挙『藤花図』(重文・根津美術館蔵、1776年)
1980(昭和55)英語Arthur WaleyThe tale of GenjiModern Library1960年の再版
1980(昭和55)英語Edward G. SeidenstickerThe tale of GenjiPenguin3版、底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)、参考文献は『日本古典文学全集』、玉上琢弥著『源氏物語評釈』(角川書店)、円地文子・谷崎潤一郎・与謝野晶子の現代語訳である。
1980(昭和55)中国語豊子愷源氏物語(上)「桐壺」〜「朝顔」人民文学出版社底本:与謝野晶子訳『源氏物語』、谷崎潤一郎訳『源氏物語(旧訳)』、佐成謙太郎『対訳源氏物語』、金子元臣『定本源氏物語新解』かと推測されている。「日本文学叢書」シリーズの1つ。
1980(昭和55)中国語豊子愷源氏物語3巻本完訳人民文学出版社底本:与謝野晶子訳『源氏物語』、谷崎潤一郎訳『源氏物語(旧訳)』、佐成謙太郎『対訳源氏物語』、金子元臣『定本源氏物語新解』かと推測されている。「名著名訳挿図本」シリーズの1つ。書籍全体は赤色。白い地に黒字でタイトルが書かれ、その周りを金色で丸囲いされているというデザイン。
1980(昭和55)中国語豊子愷源氏物語(上・下)完訳人民文学出版社底本:与謝野晶子訳『源氏物語』、谷崎潤一郎訳『源氏物語(旧訳)』、佐成謙太郎『対訳源氏物語』、金子元臣『定本源氏物語新解』かと推測されている。「世界文学名著文庫」シリーズの1つ。
1980(昭和55)フィンランド語Turunrn Martti / Kai Nieminen(和歌部分)Genjin tarina1「桐壺」〜「葵」Kustannusosakeyhtiö Otavan painolaiyokset底本:『日本古典文学全集』(小学館)☆カバーは『扇面法華経』、本の表紙にはSMの文字だけが書いてある。
1981(昭和56)英語Edward G. SeidenstickerThe tale of Genji完訳Penguin底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)、Secker and Warburgから1976年に出版されたものの再版、ペーパーバック。
1981(昭和56)イタリア語Piero JahierLa signora della barca. Il ponte dei sogni「匂宮」〜「夢浮橋」Bompiani1944年~1947年版を再版、底本:Arthur Waley,The tale of Genji、「Nuovo portico」シリーズの26・27
1981(昭和56)ロシア語Боронина, Ирина Александровна(Boronina, Irina Aleksandrovna)Гэндзи моногатари(Gendzi monogatari)Nauka2007年にミシガン大学でデジタル化された。◎
1982(昭和57)フィンランド語Turunrn Martti / Kai NieminenGenjin tarina  2「賢木」〜「松風」Kustannusosakeyhtiö Otavan painolaiyokset底本:『日本古典文学全集』(小学館)☆カバーは『扇面法華経』、本の表紙にはSMの文字だけが書いてある。
1982(昭和57)中国語豊子愷源氏物語(中)「少女」〜「夕霧」人民文学出版社底本は与謝野晶子訳『源氏物語』、谷崎潤一郎訳『源氏物語(旧訳)』、佐成謙太郎『対訳源氏物語』、金子元臣『定本源氏物語新解』かと推測されている。『日本文学叢書』シリーズの1つ。
1982(昭和57)中国語林文月源氏物語 上下中外文学月刊社最初の底本は吉沢義則校注『対校源氏物語新釈』、後に主な底本として使われたのは『日本古典文学全集』である。これは1974〜1978年の修訂版である。
1982(昭和57)フランス語René de Cecca-tty/Ryoji NakamuraLe Roman de Genji「蜻蛉」Éditions de la différence特定の底本に関する記載はないものの、参考文献としてはKikou Yamata(山田菊),Le Roman de Genji,1928、Charles Haguenauer,Le Genji monogatari,1959、René sieffert,Le dit du Genji,1978の3冊があげられている。Mille ans de littérature japonaise : une anthologie du VIIIe au XVIIIe siècle 所収、Collection Le Passé composé, 3。日本文学のアンソロジーであることから、『源氏物語』のほかに以下の作品も掲載されている。『土佐日記』、『和泉式部日記』、『とりかへばや物語』、『今昔物語集』29-3「不被知人女盗人語」、29-23「具妻行丹波国男於大江山被縛語」、30-1「平定文仮借本院侍従語」、『堤中納言物語』「虫めづる姫君」、『百人一首』、『宇治拾遺物語』1-17「修行者、百鬼夜行にあふ事」、2-7「鼻長き僧の事」、『方丈記』、『正法眼蔵随聞記』「現成公案」、「有時」、「都機」、『とはずがたり』、謡曲『井筒』(関連で『伊勢物語』)、『好色一代男』、『曽根崎心中』、『去来抄』、『遠野物語』、『いきの構造』である。このほか、文学史年表、グロッサリー、参考文献リストも掲載されている。金色の地に赤字でタイトルが書かれ、中央より少し下に出版社のマークが描かれている。裏表紙はlこの本(日本文学のアンソロジー)の説明が書かれている。
1982(昭和57)ハングル柳呈源氏物語(ゲンジ イヤギ)韓国出版社底本:『日本古典文学大系』・与謝野晶子『源氏物語』・谷崎潤一郎『源氏物語』、このうち与謝野晶子訳を最も参考にしている。『世界代表古典文学全集 』第7・8巻に所収、乙酉文化社版の抄訳
1983(昭和58)フィンランド語Turunrn  Martti / Kai Nieminen(和歌部分)Genjin tarina 3「薄雲」〜「野分」Kustannusosakeyhtiö Otavan painolaiyokset底本:『日本古典文学全集』(小学館)☆カバーは『扇面法華経』、本の表紙にはSMの文字だけが書いてある。
1983(昭和58)中国語豊子愷源氏物語(下)「御法」〜「夢浮橋」人民文学出版社底本は与謝野晶子訳『源氏物語』、谷崎潤一郎訳『源氏物語(旧訳)』、佐成謙太郎『対訳源氏物語』、金子元臣『定本源氏物語新解』かと推測されている。『日本文学叢書』シリーズの1つ。
1983(昭和58)アッサム語Atulchandra HazarikaGenjikonvarar Sadhu「桐壺」〜「葵」Sahitya Akademi底本:Arthur Waley,The tale of Genji、2005年に第2刷
1984(昭和59)パンジャービー語Jagjeet Singh AnandGenji dī Kahānī「桐壺」〜「葵」Sahitya Akademi底本:Arthur Waley,The tale of Genji
1984(昭和59)オディアー語Prabhāsa Candra SatapathīGenji Carita「桐壺」〜「葵」Sahitya Akademi翻訳開始、底本:Arthur Waley,The tale of Genji表紙は深緑色の地に、五島美術館蔵『国宝源氏物語絵巻』「鈴虫二」で夕霧が笛を吹いている絵が貼り付けられている。
1984(昭和59)マラヤーラム語P.K. EapenGenjiyude Katha「桐壺」〜「葵」Sahitya Akademi1965年の再版、底本:Arthur Waley,The tale of Genji
1985(昭和60)英語Edward G. SeidenstickerThe tale of Genji「桐壺」・「夕顔」・「若紫」・「紅葉賀」〜「澪標」・「絵合」Alfred A. Knopf1976年版から「桐壺」・「夕顔」・「若紫」・「紅葉賀」〜「澪標」・「絵合」を抜粋したもの。表紙は土佐光吉『源氏物語屏風』「関屋図」(メトロポリタン美術館蔵)
1985(昭和60)フランス語René sieffertLe dit du Genji1巻「桐壺」〜「澪標」、2巻「蓬生」〜「藤裏葉」Publications orientalistes de France1977年の再版、底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)・『日本古典文学全集』(小学館)・『新潮古典集成』(新潮社)、『平安文学翻訳本集成』フランス語の80番に掲載されている☆箱・表紙ともに『紫式部日記絵巻』の藤原斉信。本の表紙は背景が黒く、箱・表紙と箱・本の表紙はともに背景が黒く、どちらも『紫式部日記絵巻』の藤原斉信が描かれている。裏表紙には作品名が書かれている。
1985(昭和60)中国語林文月源氏物語 上下中外文学月刊社最初の底本は吉沢義則校注『対校源氏物語新釈』、後に主な底本として使われたのは『日本古典文学全集』である。これは1974〜1978年の再修訂版である。
1986(昭和61)フランス語Michel RevonLe Ghennji monogatari「桐壺」・「帚木」・「若紫」Vertiges Publications抄訳、『Anthologie de la littérature japonaise des origines au XXe siècle』に所収。(Ghennjiはママ)、桐壺更衣への寵愛の場面は鈴木弘恭『新撰日本文学史略』(青山清吉、1892年)を底本とし、桐壺更衣の死・雨夜の品定め・若紫の垣間見の場面は三上参次・高津鍬三郎『日本文学史 上巻』(金港堂、1890年)を底本としている。屋島岳亭(岳亭晴信)作の『かつしか七ばんつゞき 文机』、文机に右ひじを置いた女性が(女性にとって)左を向いている絵、女性の背後には狂歌が書かれている。狂歌は「文麗舎繁躬 鴬のつやあるこゑに研出しのまきゑの梅もかをる文机」「文宝舎玉丸 むらさきの袖のかすみやおほふらん春たつけふの文机の山」の2つである。
1986(昭和61)スウェーデン語Kristina HasselgrenBerättelsen om Genji「桐壺」〜「葵」Natur och kultur底本:Arthur Waley,The tale of Genji
1987(昭和62)中国語林文月源氏物語 上下中外文学月刊社最初の底本は吉沢義則校注『対校源氏物語新釈』、後に主な底本として使われたのは『日本古典文学全集』である。
1987(昭和62)ドイツ語Herberth E. HerlitschkaDie Abenteuer des Prinzen Genji1巻は「桐壺」〜「幻」、2巻は「匂宮」〜「夢浮橋」Insel Verlag1937年の再版、底本:Arthur Waley,The tale of Genji,1935年
黄色い地に白黒で松の絵が絵が描かれている。
1988(昭和63)英語Richard BowringMurasaki Shikibu, The tale of GenjiCambridge University Press紺色の地に赤色でタイトルが書かれている。
1988(昭和63)フランス語René sieffertLe dit du Genji1巻「桐壺」〜「澪標」、2巻「蓬生」〜「藤裏葉」Publications orientalistes de France「藤裏葉」までは1977年・1985年と同内容、底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)・『日本古典文学全集』(小学館)・『新潮古典集成』(新潮社)
1巻は銀色と白色のグラデーション(上部が銀色、下部が白色)になっている地に黒字のタイトル、金字で『源氏物語』の字が書かれ、2巻は同じくグラデーション(上部が白色、下部が銀色)になっている地に黒字のタイトル、金字で『源氏物語』の字が書かれている。
1989(昭和64/平成1)英語広瀬ヰサ子著 、スーザン・タイラー訳、(監修)ドナルド・キーン源氏物語入門 = An introduction to The Tale of Genji広瀬ヰサ子白地に水色の枠が書かれ、その中にタイトルが書かれている。
1990(平成2)英語Edward G. SeidenstickerThe tale of Genji「桐壺」・「夕顔」・「若紫」・「紅葉賀」〜「澪標」・「絵合」Vintage底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)☆◎表紙は2種類存在する。(1)土佐光吉『源氏物語画帖 行幸 関屋図』(メトロポリタン美術館蔵)のうち、大鷹狩りの場面。裏表紙にはドナルドキーン氏「Not only the world's first real novel,but one of its greatest.」、ワシントンポストの書評「A triumph of authenticity and read ability.」、ニューヨークタイムズの書評「〔Seidensticker's〕translation has the ring of authority.」が掲載されている。
(2)海老名正夫『木版画 源氏五十四帖』「橋姫」巻
1990(平成2)英語中村諒一源氏物語「夕顔」〜「葵」窓映社抄訳
1990(平成2)フィンランド語Kai NieminenGenjin tarina 4「行幸」〜「藤裏葉」Kustannusosakeyhtiö Otavan painolaiyokset底本:『日本古典文学全集』(小学館)☆カバーは『扇面法華経』、本の表紙にはSMの文字だけが書いてある。
1990(平成2)中国語温祖蔭源氏物語香港学林書店
1990(平成2)ロシア語Конрад, Николай Иосифович(Konrad, Nikolaĭ Iosifovich)I︠A︡ponskai︠a︡ literatura v obrazt︠s︡akh i ocherkakh(Iaponskaia literatura v obraztsakh i ocherkakh)「帚木」Izd. Instituta zhivykh vostochnykh i͡azykov im. A.S. Enukidze1927年の再版。「雨夜の品定め」のみで題名は「雨夜に」、『日本文学の作品例と概説』所収)、底本:藤井紫影他編『新釈源氏物語』(新潮社、1911年)で、池辺義象・鎌田正憲『校定源氏物語詳解』(博文館、1916年)・池辺義象編『校註国文叢書・源氏物語(博文館、1913年)・『国語と国文学・源氏物語号』2巻第10号(至文堂、1925年10月)も参照した。
1991(平成3)ロシア語Соколова-Делюсина, Т. Л.(Tatiana L. Sokolova-Deliusina)Повесть о Гэндзи(Povest o Gendzi)「桐壺」〜「明石」Nauka谷崎潤一郎『源氏物語』、円地文子『源氏物語』、Arthur Waley,The tale of Genji,1965、Edward G. Seidensticker,The Tale of Genji,1977なども参考にした。1992年に付録のみのものを出版する。
黄土色の地に黒色で扇を手に持ってかざしている女房の立ち姿が描かれている。
1991(平成3)ドイツ語Jens Rickmeyer, Iris HasselbergKLASSISCHJAPANISCHE LEKTÜRE「桐壺」HeimutBuske原文読解を示したドイツ語のテキスト。
1991(平成3)ベトナム語不明(Edward G. Seidensticker訳)Truyen ke Genji1巻は「桐壺」〜「梅枝」、2巻は「藤裏葉」〜「夢浮橋」Social Sciences Publishing House(社会科学出版局)底本:Edward G. Seidensticker,The tale of Genji、トヨタ財団の助成を受けて出版された。
(表紙に関する情報)『源氏物語』ベトナム語版Wikipediaに表紙の画像が掲載されている。
本来の表紙は、黄色の地に黒色と青色でタイトルが書かれ、青色で『絵入源氏』から採ったと思われる少年時代の光源氏が描かれている。
1992(平成4)英語Edward G. SeidenstickerThe tale of GenjiDavid. Campbell底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)表紙は白色の地に黒色の枠が描かれ、赤色でタイトルが書かれている。
1992(平成4)英語Edward G. SeidenstickerThe tale of GenjiAlfred A. Knopf「Everyman'sLibrary108」、底本:『日本古典文学大系』(岩波書店),2冊本を1冊にまとめたもの。◎「朝顔」巻
1992(平成4)スペイン語Fernando GutiérrezGenji monogatari「桐壺」〜「葵」José J. de Olañeta(Editional Juventud)1941年と同内容、底本:Arthur WaleArthur Waley,The tale of Genji。KIKU YAMATA(山田菊),Le Roman de Genjiにも影響を受けた。『源氏物語図貼交屏風』 「橋姫」巻(リンデン民族学博物館蔵)
1992(平成4)スペイン語Fernando GutiérrezGenji monogatari「桐壺」〜「葵」José J. de Olañeta(Hesperus Lunas)1941年の再版、底本:Arthur WaleArthur Waley,The tale of Genji。KIKU YAMATA(山田菊),Le Roman de Genjiにも影響を受けた。『源氏物語図貼交屏風』 「橋姫」巻(リンデン民族学博物館蔵)
1992(平成4)スペイン語Fernando GutiérrezGenji monogatari「桐壺」〜「葵」José J. de Olañeta(Torre de Viento)1941年と同内容、底本:Arthur Waley,The tale of Genji,KIKU YAMATA(山田菊),Le Roman de Genjiにも影響を受けた。『源氏物語図貼交屏風』 「橋姫」巻(リンデン民族学博物館蔵)
1992(平成4)ドイツ語Oscer BenlDie Geschichte vom Prinzen Genji完訳Manesse1966年の再版、底本:複数あるか。主に使用したのは『日本古典文学大系』(岩波書店)☆1巻は徳川美術館蔵『国宝源氏物語絵巻』「宿木」巻で今上帝と薫が碁をうつ場面、2巻は同巻で女房たちがその様子をうかがっている場面

1992(平成4)イタリア語Adriana MottiStoria di Genji il principe splendente「桐壺」〜「幻」Einaudi tascabili1957年の再版、底本:Arthur Waley,The tale of Genji
☆◎
箱に入っている本とそうでない本がある。外箱は徳川美術館蔵『国宝源氏物語絵巻』の「宿木三」、1巻は同絵巻の『源氏物語絵巻』「東屋二」、2巻は同絵巻の「東屋一」
箱に入っていないものは、1巻の表紙は徳川美術館蔵『国宝源氏物語絵巻』「東屋二」、2巻は同絵巻の「東屋一」
1993(平成5)英語Arthur WaleyThe tale of GenjiModern Library
1993(平成5)英語中村諒一源氏物語「賢木」〜「松風」中村諒一抄訳
1993(平成5)ロシア語Соколова-Делюсина, Т. Л.(Tatiana L. Sokolova-Deliusina)Повесть о Гэндзи(Povest o Gendzi)「澪標」〜「夢浮橋」Nauka谷崎潤一郎『源氏物語』、円地文子『源氏物語』、Arthur Waley,The tale of Genji、Edward G. Seidensticker,The Tale of Genji,1977なども参考にした。
2巻から4巻までいずれも黄土色の地である。2巻の表紙は女房が2人描かれている。3巻の表紙は女房が座りこみ、休んでいる絵である。4巻の表紙は後ろ姿である。
1993(平成5)スペイン語Fernando GutiérrezGenji Monogatari(Romance de Genji)「桐壺」〜「葵」José J. de Olañeta(Hesperus Lunas)1941年と同内容、底本:Arthur Waley,The tale of Genji,KIKU YAMATA(山田菊),Le Roman de Genjiにも影響を受けた。『源氏物語図貼交屏風』 「橋姫」巻(リンデン民族学博物館蔵)
1993(平成5)中国語豊子愷源氏物語 上・中・下完訳人民文学出版社底本:与謝野晶子訳『源氏物語』、谷崎潤一郎訳『源氏物語(旧訳)』、佐成謙太郎『対訳源氏物語』(明治書院)、金子元臣『定本源氏物語新解』(明治書院)かと推測されている。「世界文学名著文庫」のシリーズ☆銀色の地に金色で『絵入源氏』の絵(右上から「総角」の2場面・「浮舟」・「若紫」・「賢木」・「関屋」)が描かれている。
1994(平成6)ポーランド語Melanowicz MikołajLiteratura JAPOŃSKAPWN出版抄訳
1994(平成6)英語Arthur WaleyThe tale of Genji「桐壺」〜「夢浮橋」(「鈴虫」をのぞく)ModernLibrary 鈴木春信『紫式部在石山寺』(ボストン美術館蔵・1767年)
1994(平成6)英語Helen Craig McCulloughGenji & Heike「桐壺」・「帚木」・「夕顔」・「若紫」・「紅葉賀」・「葵」・「須磨」・「明石」・「若菜下」・「御法」Stanford University Press抄訳
1995(平成7)英語中村諒一 源氏物語「薄雲」〜「篝火」中村諒一 抄訳
1995(平成7)ドイツ語Herberth E. HerlitschkaDie Geschichte vom Prinzen Genji1巻は「桐壺」〜「幻」、2巻は「匂宮」〜「夢浮橋」Insel Veriag1937年の再版、底本:Arthur Waley,The tale of Genji,1935
☆◎
江戸時代の役者絵(女形)
1996(平成8)中国語殷志俊源氏物語 上・下完訳远方出版社伊藤小坡『伊賀のつぼね』(猿田彦神社内伊藤小坡美術館蔵)。伊賀局は楠木正儀の妻で後醍醐天皇妃である阿野廉子に仕えた。絵は正平2(1351)年、廉子の御所に亡霊が出るとの噂が立ち、6月の夜に真偽を確かめるために、局が庭に出ている姿。
1997(平成9)スペイン語Fernando GutiérrezGenji Monogatari(Romance de Genji)「桐壺」〜「葵」José J. de Olañeta1941年と同内容、底本:Arthur Waley,The tale of Genji,KIKU YAMATA(山田菊),Le Roman de Genjiにも影響を受けた。表の表紙は『源氏物語図貼交屏風』 「橋姫」巻(リンデン民族学博物館蔵)で、裏表紙は『源氏物語図屏風』 「桐壺」巻(シカゴ美術研究所所蔵)
1997(平成9)中国語林文月源氏物語 「桐壺」・「帚木」・「夕顔」・「若紫」・「花散里」 洪範書店有限公司最初の底本は吉沢義則校注『対校源氏物語新釈』、後に主な底本として使われたのは『日本古典文学全集』である。 、「世界文学大師《随身譚》」シリーズの第2巻梵谷油畫局部によるあやめの絵
1998(平成10)英語中村諒一源氏物語 「野分」・「行幸」・「藤袴」・各巻の抄、「真木柱」、「梅枝」・ 「藤裏葉」、「桐壺」、「帚木」、「空蝉」・「夕顔」(刊行順) 。これ以後も同氏は翻訳を出版しているものの、全て現代語訳である。窓映社
1998(平成10)中国語林文月源氏物語 「桐壺」・「帚木」・「夕顔」・「若紫」・「花散里」 洪範書店有限公司1997年の再版、最初の底本は吉沢義則校注『対校源氏物語新釈』、後に主な底本として使われたのは『日本古典文学全集』である。 「世界文学大師随身読」シリーズの1つ。☆梵谷油畫局部によるあやめの絵
1998(平成10)フランス語René de Cecca-tty/Ryoji NakamuraLe Roman de Genji「蜻蛉」Éditions de la différence特定の底本に関する記載はないものの、参考文献としてはKikou Yamata(山田菊),Le Roman de Genji,1928、Charles Haguenauer,Le Genji monogatari,1959、René sieffert,Le dit du Genji,1978の3冊があげられている。Mille ans de littérature japonaise : une anthologie du VIIIe au XVIIIe siècle 所収、「Picquier poche」のシリーズの1つ(260番)。日本文学のアンソロジーであることから、『源氏物語』のほかに以下の作品も掲載されている。『土佐日記』、『和泉式部日記』、『とりかへばや物語』、『今昔物語集』29-3「不被知人女盗人語」、29-23「具妻行丹波国男於大江山被縛語」、30-1「平定文仮借本院侍従語」、『堤中納言物語』「虫めづる姫君」、『百人一首』、『宇治拾遺物語』1-17「修行者、百鬼夜行にあふ事」、2-7「鼻長き僧の事」、『方丈記』、『正法眼蔵随聞記』「現成公案」、「有時」、「都機」、『とはずがたり』、謡曲『井筒』(関連で『伊勢物語』)、『好色一代男』、『曽根崎心中』、『去来抄』、『遠野物語』、『いきの構造』である。このほか、文学史年表、
グロッサリー、参考文献リストも掲載されている。
金色の地に、五島美術館蔵『源氏物語絵巻』「御法」巻の詞書第一面「中宮はまいりなむとあるをいましばしも御覧ぜよときこえまほしくおおせとさかしきやにもありうちの御つかひのひまなきもわつらはしければさもえきこえたまいぬにあなたにもまいりたまいねばみやぞまいりたまふかたはらいたけれどげにえみたてまいらねばかゐなしとてこなたに御しつらひことにせさせたまふいとゝ」の部分の写本が書かれている。左下には本で顔を覆う江戸時代風の男性が白黒で描かれている。
1998(平成10)フランス語René sieffertLa Branche Du Prunier「明石」・「松風」・「薄雲」・「初音」・「梅枝」・「藤裏葉」Publications orientalistes de France底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)・『日本古典文学全集』(小学館)・『新潮古典集成』(新潮社)、『Collection Grand Pollen』の1冊。
白地に黒色の長方形が描かれている。書道家の上杉蒼龍により、その上に赤色で書のようなものが書かれている。
1998(平成10)スペイン語Fernando GutiérrezGenji Monogatari(Romance de Genji)「桐壺」〜「葵」José J. de Olañeta(Hesperus Lunas)1941年と同内容、底本:Arthur Waley,The tale of Genji、KIKU YAMATA(山田菊),Le Roman de Genjiにも影響を受けた。『源氏物語図貼交屏風』 「橋姫」巻(リンデン民族学博物館蔵)
1999(平成11)ハングル田溶新겐지 이야기(ゲンジ イヤギ)나남출판(ナナム出版)底本:『日本古典文学全集』(小学館) ☆植村佳菜子作の『源氏物語』「須磨」の場面を描いた絵を使った表紙の他に、緑色の着物が描かれた地にタイトルが書かれているものもある。
2000(平成12)英語末松謙澄The tale of Genji「桐壺」〜「絵合」Tuttle Publishing1974年版の新装版、ペーパーバック☆二代歌川国貞『紫式部げんじかるた 五十一 浮船 』
2000(平成12)英語Arthur WaleyThe tale of Genji「桐壺」〜「葵」Dover Publications紫式部の生涯と時代および『源氏物語』の成立についての解説を加えたものである。扉裏の記述によると1929年のHoughton Mifflin版の復刻である。ペーパーバック。狩野秀頼『観楓図屏風』
2000(平成12)スペイン語Fernando GutiérrezGenji Monogatari(Romance de Genji)「桐壺」〜「葵」José J. de Olañeta(Torre de Viento)1941年と同内容、底本:Arthur Waley,The tale of Genji,KIKU YAMATA(山田菊),Le Roman de Genjiにも影響を受けた。表の表紙は『源氏物語図貼交屏風』 「橋姫」巻(リンデン民族学博物館蔵)で、裏表紙は『源氏物語図屏風』 「桐壺」巻(シカゴ美術研究所所蔵)
2000(平成12)オランダ語Hans Cornelis ten Berge(Edward G. Seidensticker訳)Avondgezichten「若紫」・「花宴」・「葵」・「賢木」・「花散里」・「須磨」・「明石」Meulenhoff底本:Edward G. Seidensticker,The tale of Genji、Arthur Waley,The tale of Genjiも参照。
2000(平成12)ヒンディー語Chavinath PandeyGēnjī kī Kathā(Genji Ki Kahani)「桐壺」〜「葵」Sahitya Akademi1957年の再版、底本:Arthur Waley,The tale of Genji
『枕草子絵詞』第一段で中宮定子と対面する、妹の藤原原子(淑景舎)の姿をモデルに加工したもの。
2000(平成12)中国語林文月源氏物語洪範書店有限公司最初の底本は吉沢義則校注『対校源氏物語新釈』、後に主な底本として使われたのは『日本古典文学全集』である。画家の郭豫倫により、薄紫色の地に白色で葵の葉と思われる絵が描かれている。
2001(平成13)スペイン語Fernando GutiérrezGenji Monogatari(Romance de Genji)「桐壺」〜「葵」José J. de Olañeta1941年と同内容、底本:Arthur Waley,The tale of Genji,KIKU YAMATA(山田菊),Le Roman de Genjiにも影響を受けた。表の表紙は『源氏物語図貼交屏風』 「橋姫」巻(リンデン民族学博物館蔵)で、裏表紙は『源氏物語図屏風』 「桐壺」巻(シカゴ美術研究所所蔵)
2001(平成13)ロシア語Соколова-Делюсина, Т. Л.(Tatiana L. Sokolova-Deliusina)Повесть о Гэндзи(Povest o Gendzi)完訳Nauka底本:谷崎潤一郎『源氏物語』、円地文子『源氏物語』、Arthur Waley,The tale of Genji,1965、Edward G. Seidensticker,The Tale of Genji,1977年なども参考にした。2巻本。
1巻の表紙は土佐光吉『源氏物語図屏風』「浮舟」巻で浮舟と匂宮が船に乗っている絵(メトロポリタン美術館蔵)で、2巻の表紙は「胡蝶」巻である。
2001(平成13)ミャンマー語Khin Wine Ye源氏物語翻訳開始
2001(平成13)パンジャービー語Jagjeet Singh AnandGenji dī Kahānī「桐壺」〜「葵」Sahitya Akademi底本:Arthur Waley,The tale of Genji
一楽亭栄水作『美人五節句・扇屋内さかき わかは』を加工したものである。
2001(平成13)英語Royall TylerThe tale of Genji1巻は「桐壺」〜「藤裏葉」、2巻は「若菜上」〜「夢浮橋」Viking底本:『新編日本古典文学全集』(小学館)・『新潮古典集成』(新潮社)・『新日本古典文学大系』(岩波書店)、2巻本
☆◎
表紙と外箱は、赤い地に絵巻を参考にした人の顔の輪郭を黒い線で描いている。1巻は男性で、2巻は横向きの女性である。
2001(平成13)英語Royall TylerThe tale of Genji1巻は「桐壺」〜「藤裏葉」、2巻は「若菜上」〜「夢浮橋」Penguin Books底本:『新編日本古典文学全集』・『新潮古典集成』・『新日本古典文学大系』
表紙は高島千春・北爪有郷筆『舞楽図』「五常楽」、裏表紙は同筆「蘭陵王」、外箱は表が表紙は高島千春・北爪有郷筆『舞楽図』「五常楽」で裏が『女官装束着用次第』の「中古小袿」という項目に掲載されている図
2001(平成13)英語H.Mack HortonThe tale of Genji(対訳『源氏物語』)全巻の内容を抄訳したもの講談社インターナショナル本文に宮田雅之作の切り絵が付いている。瀬戸内寂聴の序文、ドナルド・キーンのエッセイが掲載されている☆宮田雅之作「花宴」
2001(平成13)中国語豊子愷源氏物語完訳人民文学出版社底本:与謝野晶子訳『源氏物語』、谷崎潤一郎訳『源氏物語(旧訳)』、佐成謙太郎『対訳源氏物語』、金子元臣『定本源氏物語新解』かと推測されている。☆徳川美術館蔵『国宝源氏物語絵巻』「東屋一」
2001(平成13)中国語黄锋华源氏物語上巻は「桐壺」〜「朝顔」、中巻は「少女」〜「夕霧」、下巻は「御法」〜「夢浮橋」内蒙古儿童少年出版社(内蒙古少年児童出版社)ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』
2001(平成13)中国語林文月源氏物語洪範書店有限公司2000年に出版されたものの3版。最初の底本は吉沢義則校注『対校源氏物語新釈』、後に主な底本として使われたのは『日本古典文学全集』である。☆画家の郭豫倫により、薄紫色の地に白色で葵の葉と思われる絵が描かれている。
2002(平成14)英語Arthur WaleyThe tale of Genji1巻は「桐壺」〜「野分」、2巻は「行幸」〜「夢浮橋」Tuttle Publishing1970年の新装版で、箱入り2冊本の拡大版。☆1巻・2巻の表紙とも、「若紫」巻で光源氏が幼い紫の上を垣間見する場面が一続きになっている。
2002(平成14)英語Edward G. SeidenstickerThe tale of Genji1巻は「桐壺」〜「花宴」、2巻は「藤裏葉」〜「夢浮橋」Charles E.Tuttle Company1976年の16版の拡大版、底本は『日本古典文学大系』である。参考文献は『日本古典文学全集』、玉上琢弥著『源氏物語評釈』(角川書店)、円地文子・谷崎潤一郎・与謝野晶子の現代語訳である。箱入り2冊本セット☆表紙と外箱は、「朝顔」巻の「雪まろばし」の場面である。1・2巻で一体となる作りになっている。
2002(平成14)英語Royall TylerThe tale of Genji1巻は「桐壺」〜「藤裏葉」、2巻は「若菜上」〜「夢浮橋」Penguin Books底本:『新編日本古典文学全集』・『新潮古典集成』・『新日本古典文学大系』
表紙は高島千春・北爪有郷筆『舞楽図』「五常楽」、裏表紙は同筆「蘭陵王」、外箱は表が表紙は高島千春・北爪有郷筆『舞楽図』「五常楽」で裏が『女官装束着用次第』の「中古小袿」という項目に掲載されている図
2002(平成14)チェコ語Karel FialaPribeh prince Gendziho「桐壺」〜「須磨」PASEKA佐伯梅友校注『源氏物語購読』、Royall Tyler,The tale of Genjiを参考にしたとする。
☆◎
徳川美術館蔵『国宝源氏物語絵巻』「東屋二」
2002(平成14)ハングル朴光華源氏物語韓釈「桐壺」日本文学研究会『文華』第1号に掲載、底本:『日本古典文学全集』(小学館、1989年21版)
2002(平成14)ハングル田溶新겐지 이야기(ゲンジ イヤギ)나남출판(ナナム出版)3版、底本:『日本古典文学全集』(小学館)
植村佳菜子作の『源氏物語』「須磨」の場面を描いた絵を使った表紙の他に、緑色の着物が描かれた地にタイトルが書かれているものもある。
2002(平成14)中国語豊子愷源氏物語完訳木馬文化底本:与謝野晶子訳『源氏物語』、谷崎潤一郎訳『源氏物語(旧訳)』、佐成謙太郎『対訳源氏物語』、金子元臣『定本源氏物語新解』かと推測されている徳川美術館蔵『国宝源氏物語絵巻』「東屋一」
2002(平成14)中国語夏元清源氏物語完訳吉林摄影出版社衣冠束帯姿の男性と、おすべらかしを結った女性の絵。
2002(平成14)中国語殷志俊源氏物語完訳云南人民出版社
2002(平成14)中国語梁春源氏物語云南人民出版社上村松園『草子洗小町』
2002(平成14)中国語喬紅偉源氏物語(上・下)完訳北方文芸出版社紫色の地の中央に絵入版本とお思われる絵が配置されている。男性と女性が几帳のところに座っている絵。
2002(平成14)スペイン語Fernando GutiérrezGenji Monogatari(Romance de Genji)「桐壺」〜「葵」José J. de Olañeta(Torre de Viento)1941年と同内容、底本:Arthur Waley,The tale of Genji。KIKU YAMATA(山田菊),Le Roman de Genjiにも影響を受けた。
『源氏物語図貼交屏風』 「橋姫」巻(リンデン民族学博物館蔵)、見返しは『源氏物語図屏風』 「桐壺」巻(シカゴ美術研究所所蔵)
2002(平成14)イタリア語Piero Jahier(「匂宮」〜「宿木」前半)、Pier Francesco Paolini(「宿木」後半〜「夢浮橋」)La signora della barca. Il ponte dei sogni「匂宮」〜「夢浮橋」Bompiani1981年の再版(ポケットブック版)底本:Arthur Waley,The tale of Genji
鳥居清長『角田川月見船』
2002(平成14)タミル語K. AppaduraiGenji Katai「桐壺」〜「葵」Sahitya Akademi1965年の再版、底本:Arthur Waley,The tale of Genji
金閣寺の前で近世風の男女が並んでいる絵。
(表紙に関する情報の出典)
「鷺水庵より」2014年2月16日の記(http://genjiito.sblo.jp/article/178971893.html)によると、
『都名所源氏合 金閣寺桜の遊覧』(孟斎画、大判錦絵・三枚続・神田須田町2丁目にいた沢村屋清吉の板・明治八(1875)年、九曜文庫蔵)が影響を与えているとのことである。
これは、柳亭種彦作の『偽紫田舎源氏』の主人公足利光氏が御殿女中とともに金閣寺の前で花見をしている絵。
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/bunko30/bunko30_b0303/index.html
孟斎は歌川芳虎で、この他にも『源氏物語』に関する絵を描いている。
2002(平成14)クロアチア語Nikica PetrakPovijest o Genjiju「桐壺」・「夕顔」・「若紫」・「紅葉賀」・「花宴」〜「澪標」・「絵合」Naklada Ljevak2004年に再版、底本:Edward G. Seidensticke,rThe Tale of Genji☆国宝『源氏物語絵巻』「鈴虫」巻で、天金装訂が施されている。
2003(平成15)英語Royall TylerThe tale of GenjiPenguin底本:『新編日本古典文学全集』・『新潮古典集成』・『新日本古典文学大系』 ◎

(情報の出典/出版社サイト)https://www.penguin.co.uk/books/62239/the-tale-of-genji/9780142437148.html
表紙は高島千春・北爪有郷筆『舞楽図』「五常楽」、裏表紙は同筆「蘭陵王」、外箱は表が表紙は高島千春・北爪有郷筆『舞楽図』「五常楽」で裏が『女官装束着用次第』の「中古小袿」という項目に掲載されている図
2003(平成15)英語Jane Reichhold/ Hatsue Kawamura(河村ハツエ)A string of flowers, untied-- : love poems from the Tale of GenjiStone Bridge Press
2003(平成15)フランス語René SieffertLe dit du Genji1巻「桐壺」〜「澪標」、2巻「蓬生」〜「藤裏葉」Publications orientalistes de France2巻本、底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)・『日本古典文学全集』(小学館)・『新潮古典集成』(新潮社)1巻は銀色と白色のグラデーション(上部が銀色、下部が白色)になっている地に黒字のタイトル、金字で『源氏物語』の字が書かれ、2巻は同じくグラデーション(上部が白色、下部が銀色)になっている地に黒字のタイトル、金字で『源氏物語』の字が書かれている。箱は茶色の地に女房が筥をもっている絵(少女巻か)で白黒印刷されたものが貼られている。
2003(平成15)中国語豊子愷源氏物語完訳人民文学出版社1980年版の再版、底本:与謝野晶子訳『源氏物語』、谷崎潤一郎訳『源氏物語(旧訳)』、佐成謙太郎『対訳源氏物語』(明治書院)、金子元臣『定本源氏物語新解』(明治書院)かと推測されている。
2003(平成15)ハングル朴光華源氏物語韓釈「薄雲」日本文学研究会『文華』第2号に掲載、底本:『日本古典文学全集』(小学館、1989年21版)
2003(平成15)セルビア語Sreten IlicGendzi「桐壺」〜「葵」Zlatousti底本:Arthur Waley,The tale of Genji
「初音」巻
2004(平成16)英語Richard BowringMurasaki Shikibu, The tale of GenjiCambridge University Press
2004(平成16)ドイツ語Herberth E. HerlitschkaDie Geschichte vom Prinzen GenjiMarkus Koller and Max Spindler による『German books on Japan 1477 to 1945 』をマイクロ化したもの
2004(平成16)ドイツ語Maximilian Müller-JabuschDie Abenteuer des Prinzen Genji底本:末松謙澄『Genjimonogatari』
2004(平成16)クロアチア語Nikica PetrakPovijest o Genjiju「桐壺」・「夕顔」・「若紫」・「紅葉賀」・「花宴」〜「澪標」・「絵合」Naklada Ljevak底本:Edward G. Seidensticker,The Tale of Genji五島美術館蔵『国宝源氏物語絵巻』「鈴虫」巻。夕霧が笛を吹いている場面。
2004(平成16)スペイン語Fernando GutiérrezGenji Monogatari(Romance de Genji)「桐壺」〜「葵」José J. de Olañeta1941年と同内容、底本:Arthur Waley,The tale of Genji。KIKU YAMATA(山田菊),Le Roman de Genjiにも影響を受けた。
表の表紙は『源氏物語図貼交屏風』 「橋姫」巻(リンデン民族学博物館蔵)で、裏表紙は『源氏物語図屏風』 「桐壺」巻(シカゴ美術研究所所蔵)
2004(平成16)アラビア語Ahmed Mostafa Fathyسيرة الأمير جينجي「桐壺」・「空蝉」〜「賢木」・「須磨〜蓬生」・「松風」・「少女」〜「初音」・「野分」・「真木柱」・「藤裏葉」〜「柏木」・「夕霧」〜「幻」・「浮舟」メリット出版社抄訳、底本は瀬戸内寂聴訳『源氏物語』
アラビア語と日本でタイトルなど情報が書かれている。
2004(平成16)中国語梁春源氏物語云南人民出版社2002年の再版
2004(平成16)中国語豊子愷源氏物語完訳人民文学出版社底本:与謝野晶子訳『源氏物語』、谷崎潤一郎訳『源氏物語(旧訳)』、佐成謙太郎『対訳源氏物語』(明治書院)、金子元臣『定本源氏物語新解』(明治書院)かと推測されている。☆表は『絵入源氏』「宿木」巻で宇治の中君が月を見ている場面、裏は同書の「紅葉賀」で光源氏が青海波を舞う場面
2004(平成16)中国語豊子愷源氏物語完訳木馬文化底本:与謝野晶子訳『源氏物語』、谷崎潤一郎訳『源氏物語(旧訳)』、佐成謙太郎『対訳源氏物語』(明治書院)、金子元臣『定本源氏物語新解』(明治書院)かと推測されている。☆
(情報の出典/版に関する情報)
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BA86421797に初版5刷とあることから。
表は『絵入源氏』「宿木」巻で宇治の中君が月を見ている場面、裏は同書の「紅葉賀」で光源氏が青海波を舞う場面
2004(平成16)中国語林文月源氏物語洪範書店有限公司※1997年の再版、最初の底本は吉沢義則校注『対校源氏物語新釈』、後に主な底本として使われたのは『日本古典文学全集』である。 
2004(平成16)ハングル朴光華源氏物語韓釈「御法」日本文学研究会『文華』第3号に掲載、底本:『日本古典文学全集』(小学館、1989年21版)
白地にタイトル
2005(平成17)フランス語René de Cecca-tty/Ryoji NakamuraLe Roman de Genji「蜻蛉」Éditions de la différence特定の底本に関する記載はないものの、参考文献としてはKikou Yamata(山田菊),Le Roman de Genji,1928、Charles Haguenauer,Le Genji monogatari,1959、René sieffert,Le dit du Genji,1978の3冊があげられている。Mille ans de littérature japonaise : une anthologie du VIIIe au XVIIIe siècle 所収、「Picquier poche」のシリーズの1つ(260番)。日本文学のアンソロジーであることから、『源氏物語』のほかに以下の作品も掲載されている。『土佐日記』、『和泉式部日記』、『とりかへばや物語』、『今昔物語集』29-3「不被知人女盗人語」、29-23「具妻行丹波国男於大江山被縛語」、30-1「平定文仮借本院侍従語」、『堤中納言物語』「虫めづる姫君」、『百人一首』、『宇治拾遺物語』1-17「修行者、百鬼夜行にあふ事」、2-7「鼻長き僧の事」、『方丈記』、『正法眼蔵随聞記』「現成公案」、「有時」、「都機」、『とはずがたり』、謡曲『井筒』(関連で『伊勢物語』)、『好色一代男』、『曽根崎心中』、『去来抄』、『遠野物語』、『いきの構造』である。このほか、文学史年表、
グロッサリー、参考文献リストも掲載されている。
金色の地に、五島美術館蔵『源氏物語絵巻』「御法」巻の詞書第一面「ありうちの御つかひのひまなきもわつらはしければさもえきこえたまいぬにあなたにもまいりたまいねばみやぞまいりたまふかたはらいたけれどげにえみたてまいらねばかゐなしとてこなたに御しつらひことにせさせたまふいとゝ」の部分の写本が書かれている。左下には本で顔を覆う江戸時代風の男性が白黒で描かれている。
2005(平成17)チェコ語Karel FialaPribeh prince Gendziho「明石」〜「藤裏葉」PASEKA佐伯梅友校注『源氏物語購読』、Royall Tyler,The tale of Genjiを参考にしたとする
徳川美術館蔵『国宝源氏物語絵巻「宿木二」
2005(平成17)スペイン語Fernando GutiérrezGenji Monogatari(Romance de Genji)「桐壺」〜「葵」José J. de Olañeta1941年と同内容、底本:Arthur Waley,The tale of Genji,KIKU YAMATA(山田菊),Le Roman de Genjiにも影響を受けた。表の表紙は『源氏物語図貼交屏風』 「橋姫」巻(リンデン民族学博物館蔵)で、裏表紙は『源氏物語図屏風』 「桐壺」巻(シカゴ美術研究所所蔵)
2005(平成17)スペイン語Xavier Roca-FerrerLa novela de Genji「桐壺」〜「藤裏葉」Destino底本:複数の外国語訳を参照している◎第1巻は宮川春汀の『さくらがり』(1897年)である。版が異なるものの中にはバークコレクションのひとつ、土佐光起『源氏物語画帖』「浮舟」が用いられているものもある。第1巻の初版1000部のみ同画帖の「椎本」が表紙に用いられているものがある。
2005(平成17)スペイン語Jordi Fibla(Royall Tyler訳)La historia de Genji「桐壺」〜「幻(雲隠)」Atalanta底本:Royall Tyler,The tale of Genji表紙はバークコレクションの1つである、土佐光起の『源氏物語画帖』「花宴」である。裏表紙は同画帖の「手習」である。また挿絵として、山本春正『絵入源氏物語』(慶安3年版)が用いられている。
2005(平成17)ポーランド語Krystyna Wilkoszewska/Iwona Kordzińskiej-NawrockiejESTETYKA JAPOŃSKA SŁOWA I OBRAZY ANTOLOGIA「帚木」・「紅葉賀」・「絵合」・「少女」・「篝火」Universitas出版
2005(平成17)中国語姚继中源氏物語(上・下)完訳重慶出版社喜多川歌麿『歌撰恋之部 物思恋』
2005(平成17)ハングル朴光華源氏物語韓釈「総角」日本文学研究会『文華』第4号に掲載、底本:『日本古典文学全集』(小学館、1989年21版)
白色の地にタイトル
2005(平成17)アッサム語Atulchandra HazarikaGenjikonvarar Sadhu「桐壺」〜「葵」Sahitya Akademi底本:Arthur Waley,The tale of Genji
1983年の再版
青色の地にサヒタヤ・アカデミーのマークがついている。
2006(平成18)英語末松謙澄The tale of Genji「桐壺」〜「絵合」Tuttle PublishingTuttle版の新装版「若紫」巻(出典はChristie's Images)
2006(平成18)英語Edward G. SeidenstickerThe tale of GenjiDark Horse Comics 「Everyman'sLibrary108」の再版本、底本:『日本古典文学大系』(岩波書店),2冊本を1冊にまとめたもの。
2006(平成18)英語Royall TylerThe tale of Genji Abridged「桐壺」〜「絵合」Penguin Books底本:『新編日本古典文学全集』・『新潮古典集成』・『新日本古典文学大系』
表紙は高島千春・北爪有郷筆『舞楽図』「青海波」、ライザ・ダルビーとザ・ウォールストリートジャーナルの書評が掲載されている。
2006(平成18)リトアニア語Dalia Svambaryteなし(『Komparatyvistinė Rytų irVakarų estetika(東洋と西洋の美の比較研究)』)に収録「桐壺」・「帚木」Vilniaus  universitetas leidykla底本:『新編日本古典文学全集』(小学館)☆黒地に日本庭園の写真
2006(平成18)中国語姚继中源氏物語完訳深圳報業集団出版社銀色の地に赤紫色でタイトルと絵が描かれている。土佐光吉・長次郎『源氏物語画帖』「夕顔」巻(京都国立博物館蔵)で、タイトルで顔が隠れているのが光源氏と見送りに出た中将の君、左下が六条御息所と思われる。
2006(平成18)中国語鄭民欽源氏物語北京燕山出版社底本は『日本古典文学大系』(岩波書店)◎☆「匂宮」巻か
2006(平成18)中国語宋瑞芬源氏物語上中国戏剧出版社翻訳開始
2006(平成18)スペイン語Xavier Roca-FerrerLa novela de Genji「若菜上」〜「夢浮橋」Destino底本:Arthur Waley,The tale of Genjiのほか、フランス語・ドイツ語訳を参照している。◎第2巻は月岡芳年(大蘇芳年)の『大日本史略図会 第八十代 安徳天皇』である。平教経が源義経の舟を見つけて、組みかかろうとする場面。
2006(平成18)スペイン語Jordi FiblaA historia de Genji「匂宮」〜「夢浮橋」Atalanta底本:Royall Tyler,The tale of Genji表紙はバーク・コレクションのひとつ、土佐光起『源氏物語画帖』「浮舟」で、裏表紙は同画帖の「東屋」である。また挿絵として、山本春正『絵入源氏物語』(慶安3年版)が用いられている。
2006(平成18)カタルーニャ語Xavier Roca FerrerLa novel・la de Genji (Catalan Edition) Destino CAT 底本:複数の外国語訳を参照している土佐光起筆『源氏物語画帖』(若紫)
2006(平成18)ハングル朴光華源氏物語韓釈「夕顔」日本文学研究会『文華』第5号に掲載、底本:『日本古典文学全集』(小学館、1989年21版)
白地にタイトル
2006(平成18)イタリア語Adriana MottiStoria di Genji il principe splendente「桐壺」〜「幻」Giulio Einaudi editore1957年の再版、底本:Arthur Waley,The tale of Genji
☆◎
三代歌川豊国、歌川広重合作『風流げんじ須磨』
2007(平成19)フランス語René SieffertLe dit du Genji(大型3巻本)1巻「桐壺」〜「関屋」、2巻「絵合」〜「鈴虫」、3巻「夕霧」〜「夢浮橋」Diane de Selliers底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)・『日本古典文学全集』(小学館)・『新潮古典集成』(新潮社)1985年と本文は同じで、1985年版の新装版、一部が出版社サイトで公開されている。(①https://editionsdianedeselliers.com/livre/la-collection/le-dit-du-genji-de-murasaki-shikibu/)(②https://editionsdianedeselliers.com/livre/la-petite-collection/le-dit-du-genji-de-murasaki-shikibu-2/)『平安文学翻訳本集成』フランス語81番に掲載している。◎表紙は金色の地に「藤袴」の本文である「宰相の中将、同じ色の、今すこしこまやかなる直衣姿にて、纓巻きたまへる姿しも、またいとなまめかしくきよらにておはしたり。初めより、ものまめやかに心寄せきこえたまへば、もて離れて疎々しきさまには、もてなしたまはざりしならひに、今、あらざりけりとて、こよなく変はらむもうたてあれば、なほ御簾に几帳添へたる御対面は、人伝てならでありけり」の部分が書かれている。箱の表は『源氏物語図屏風』「若紫」(インディアナ大学美術館蔵)、裏は俵屋宗達作『源氏物語図屏風残闕』「葵」で源氏が賀茂祭見物に若紫(紫の上)を連れ出そうとし、その髪を自らそぐ場面(出光美術館蔵)なお、同じ出版社から同年に以下の表紙および箱のバージョンも出版されている。全3巻の表紙はすべて土佐光則『源氏物語画帖』(バーク・コレクション)1巻は「蓬生」、裏表紙は「澪標」、2巻は「柏木」、裏表紙は「玉鬘」、3巻は「東屋」、裏表紙は「手習」。箱は俵屋宗達作『源氏物語図屏風残闕』「葵」で源氏が賀茂祭見物に若紫(紫の上)を連れ出そうとし、その髪を自らそぐ場面(出光美術館蔵)、裏は土佐光吉作『紅葉賀』(和泉市久保惣美術館)
2007(平成19)フランス語René SieffertLe dit du Genji完訳Verdier底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)・『日本古典文学全集』(小学館)・『新潮古典集成』(新潮社)白地に黒色と赤色でタイトル等が書かれている。
2007(平成19)スペイン語Xavier Roca-FerrerLa novela de Genji第1巻「桐壺」〜「藤裏葉」、第2巻「若菜上」〜「夢浮橋」Destino底本:複数の外国語訳を参照している◎第1巻の表紙はバーク・コレクションのひとつ、表紙は土佐光起『源氏物語画帖』「明石」で、裏表紙は同画帖の「関屋」が用いられている。
第2巻の表紙は第1巻と同画帖のうち、表紙には「匂兵部卿」、裏表紙には「浮舟」が用いられている。
2007(平成19)チェコ語Karel FialaPribeh prince Gendziho「若菜上」〜「幻(雲隠)」PASEKA佐伯梅友校注『源氏物語購読』、Royall Tyler,The tale of Genjiを参考にしたとする
徳川美術館蔵『国宝源氏物語絵巻「柏木一」
2007(平成19)中国語鄭民欽源氏物語北京燕山出版社底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)
2007(平成19)ハングル金蘭周겐지 이야기한길사(ハンギルサ)瀬戸内寂聴『現代語訳 源氏物語』(1998年完結)
☆◎
全10巻の表表紙は石踊達哉の絵、裏表紙は『源氏物語扇面散屏風』が使用されている。1巻の表表紙は「空蝉」・裏表紙は同屏風「桐壺」、2巻の表表紙は「紅葉賀」・裏表紙は同屏風「花宴」、3巻の表表紙は「蓬生」・裏表紙は同屏風「澪標」、4巻の表表紙は「朧月夜」・裏表紙は同屏風「玉鬘」、5巻の表表紙は「蛍」・裏表紙は同屏風「蛍」、6巻は表裏ともに「若菜上」、7巻は表裏ともに「鈴虫」、8巻の表紙は「竹河」・裏表紙は「早蕨」、9巻の表表紙は秋の草花の絵・裏表紙は「宿木」、10巻は表裏ともに「浮舟」
2007(平成19)ハングル朴光華源氏物語韓釈「葵」日本文学研究会『文華』第6号に掲載、底本:『日本古典文学全集』(小学館、1989年21版)
白地にタイトル
2007(平成19)ポルトガル語Ligia Mailheiro(1巻)、Elisabete Calha Reia(2巻)O Romance de Genji1巻は「桐壺」〜「藤裏葉」、2巻は「若菜上」〜「夢浮橋」Exodus底本:René Sieffert,Le dit du Genji,POF,1988、Arther Waley,The tale of Genji,Houghton Mifflin,1929、Xavier Roca-Ferrer,La Novela de Genji,Ediciones Destino,2005
立松脩がデザインした、首飾りをしている黒髪の女性の絵
2008(平成20)ポルトガル語Carlos Correia Monteiro de OliveiraO Romance do Genji1巻は「桐壺」〜「須磨」、2巻は「明石」〜「藤裏葉」Relogio D'agua底本:Arthur Waley,The tale of Genji,1935、Edward.G. Seidensticker,The tale of Genji,Alfred A.Knopf,1976、Royall Tyler,The tale of Genji,Viking,2001、Xavier Roca-Ferrer,La Novela de Genji,Ediciones Destino,2005☆
(情報の出典/書籍に掲載されている情報)
「鷺水庵より」2011年10月24日(http://genjiito.sblo.jp/article/178945835.html)により、
リスボン新大学の戸田粧先生によると、「『小説「源氏物語」は世界の偉大な古典の一つである。』
ウイリアム・バトラー・イェイツ、1923年ノーベル文学賞受賞

『文学界でこれより優れた作品が書かれたことはない。』
マルグリット・ユルスナール

『「源氏物語」は日本文学の最高峰である。今日まで同格の作品はまだ出ていない。』
川端康成、1968年ノーベル文学賞受賞

『紫を読んだ後、もはや愛や情熱を今まで通りに感じることはない。彼女の情欲の才に我々は学ぶ、まだ読み終えていなくとも。』
ハロルド・ブルーム

『セルバンテスやバルザックといった西洋の偉大な古典に唯一匹敵する世界最古の小説である。』
オクタビオ・パス、1990年ノーベル文学賞受賞」
ということが書いてあるらしい。
1巻の表紙は月岡芳年『月百姿』のうち「忍岡月 玉淵斎」(1889年)、ハーバード大学美術館蔵の土佐光信『源氏物語画帖』「椎本」巻を題材に、どちらもカルロス・セザールがデザインしたものである。
2008(平成20)チェコ語Karel FialaPribeh prince Gendziho「匂宮」〜「夢浮橋」PASEKA佐伯梅友校注『源氏物語購読』、Royall Tyler,The tale of Genjiを参考にしたとする
徳川美術館蔵『国宝源氏物語絵巻「宿木一」
2008(平成20)英語末松謙澄The tale of Genji「桐壺」〜「絵合」Tuttle Publishing「若紫」巻(出典はChristie's Images)
2008(平成20)英語Stuart Varnam-AtkinStories from The Tale of Genji Yūgao「桐壺」・「夕顔」・「若紫」IBCパブリッシングラダーシリーズの1つ。
☆◎
土佐光吉・長次郎『源氏物語画帖』「夕顔」巻(京都国立博物館蔵)で、光源氏と彼を見送るために出てきた中将の君か
2008(平成20)英語再翻訳Arthur Waley(英訳)
佐復秀樹(日本語訳)
源氏物語 : ウェイリー版1・21巻は「桐壺」~「明石」、2巻は「澪標」~「野分」平凡社底本はArthur Waley,The tale of Genji、平凡社ライブラリー648、656
Waleyの英訳を日本語に再翻訳したもの。
1巻の表紙は青い着物を着た女性が葵の葉を見つめている絵。2巻の表紙は黄色い着物を着た女性が右上を見つめている絵。
2008(平成20)フランス語René sieffertLe dit du Genji: La petite collection完訳Diane de Selliers2007年の小型本。『日本文学代表作品集』(平安文学では『大和物語』・『和泉式部日記』・『紫式部日記』・『紫式部集』・『更級日記』の翻訳が収録されている)、底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)・『日本古典文学全集』(小学館)・『新潮古典集成』(新潮社)、一部が出版社サイトで公開されている。全3巻の表紙はすべて土佐光則『源氏物語画帖』(バーク・コレクション)1巻は「蓬生」、裏表紙は「澪標」、2巻は「柏木」、裏表紙は「玉鬘」、3巻は「東屋」、裏表紙は「手習」。箱の表は『源氏物語図屏風』「若紫」(インディアナ大学美術館蔵)、裏は俵屋宗達作『源氏物語図屏風残闕』「葵」で源氏が賀茂祭見物に紫の上を連れ出そうとし、その髪を自らそぐ場面(出光美術館蔵)
2008(平成20)フランス語René sieffertLe dit du Genji完訳Publications orientalistes de France底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)・『日本古典文学全集』(小学館)・『新潮古典集成』(新潮社)
2008(平成20)フランス語INALCO翻訳グループ(寺田澄江ほか)Le roman du Genji : Le clos du Paulownia「桐壺」フランス国立東洋言語文化研究学院(INALCO)日本研究センターイナルコ日本研究センター紀要『Cipango(シパンゴ)』2008年版に掲載
2008(平成20)オランダ語Jos VosEeuwige reizigers「賢木」・「若紫」・「少女」・「御法」Uitgeverij De Arbeiderspers底本:Arthur Waley,The tale of Genji
2008(平成20)トルコ語Can H. ErkinGenci Öyküsü刊行予定であった、古典からの翻訳
2008(平成20)エスペラントTacuo Hugximoto(藤本達生)RAKONTARO GENGXI「桐壺」ラ・モバード社『La Movado』2008年5月〜2009年3月号に掲載、中井和子『現代京ことば訳 源氏物語』を参考にしている。
なし
2008(平成20)ポーランド語Iwona Kordzińskiej-NawrockiejWKRĘGU TRADYCJI DWORU HEIAN TRIO出版論文に部分的な翻訳が見られる。
2008(平成20)中国語豊子愷源氏物語人民文学出版社底本:与謝野晶子訳『源氏物語』、谷崎潤一郎訳『源氏物語(旧訳)』、佐成謙太郎『対訳源氏物語』、金子元臣『定本源氏物語新解』かと推測されている。「名著名訳挿図本」シリーズの1つ。
2008(平成20)中国語康景成源氏物語 上・下完訳陕西师范大学出版社全彩図解、1000周年絶美記念版1巻は徳川美術館蔵『源氏物語絵巻』「柏木三」(復元図)で、光源氏が生まれたばかりの薫を抱いている場面。2巻は同絵巻の「蓬生」で光源氏が惟光と末摘花のいる常陸宮邸に行く場面。
2008(平成20)中国語彭飛 等新源氏物語上海文芸出版社底本は田辺聖子『新源氏物語』◎土佐光起『源氏物語図屏風』「若紫」巻、箱に入っているものに関しては外箱も同じ絵が使用されている。
2008(平成20)中国語唐蓓源氏物語天津人民出版社『あさきゆめみし』の絵が使われている。
2008(平成20)ハングル金鍾徳겐지 이야기「桐壺」〜「夢浮橋」(抄訳)ジマンジ出版
2008(平成20)ハングル朴光華源氏物語韓釈「澪標」日本文学研究会『文華』第7号に掲載、底本:『日本古典文学全集』(小学館、1989年21版)
白地にタイトル
2008(平成20)マラヤーラム語P.K. EapenGenjiyude Katha「桐壺」〜「葵」Sahitya Akademi1965年の再版、底本:Arthur Waley,The tale of Genji
国際聚像館(広島県福山市の坂本デニム株式会社が創設した美術館)が所蔵する、『源氏物語挿絵貼屏風』(六曲一双)「初音」巻と類似した絵
2009(平成21)ハンガリー語Horváth LászlóGebdzsi szerelmei Európa Könyvkiadó底本:Edward G. Seidensticker,The Tale of Genji,Alfred A. Knopf,1976
1巻の表紙はインディアナ大学美術館蔵『源氏物語図屏風』「若紫」、2巻はフリーア美術館蔵の土佐光吉筆『若菜・帚木図屏風』のうち「若菜上」、3巻は京都国立博物館蔵の伝・土佐光元『源氏物語図』「蜻蛉」。
2009(平成21)モンゴル語Очирхүү Жаргалсайхан(Ochirkhuu JARGALSAIKHA・オチルフー・ジャルガンサイハン)Гэнжийн туульс
(Gänzhiyn tuul's)源氏物語
「桐壺」〜「末摘花」ADMON翻訳開始、谷崎潤一郎訳(新々訳)・与謝野晶子・瀬戸内寂聴訳『源氏物語』
ハードカバーの表紙は狩野孝信『紫式部図』(部分)、ペーパーバックの表紙は伝狩野養信『源氏物語図衝立』「初音」巻で、いずれも石山寺が所蔵するものである。
2009(平成21)ポーランド語Iwona Kordzińskiej-NawrockiejDZIESIĘĆ WIEKÓW GENJI MONOGATARI W KULTURZE JAPONII「帚木」・「夕顔」・「若紫」・「紅葉賀」・「賢木」・「須磨」・「絵合」・「少女」・「蛍」「篝火」・Wydawnictwa Uniwersytetu Warszawskiegoワルシャワ大学で2008年に行われた国際会議での発表を元にした論文集
2009(平成21)ハングル朴光華源氏物語韓釈「浮舟」日本文学研究会『文華』第8号に掲載、底本:『日本古典文学全集』(小学館、1989年21版)
白地にタイトル
2009(平成21)英語Arthur WaleyThe Tale of Genji 「鈴虫」をのぞく全巻Pomegranate Communications1970年版を1冊にまとめたもの。
2009(平成21)英語再翻訳Arthur Waley(英訳)
佐復秀樹(日本語訳)
源氏物語 : ウェイリー版3・43巻は「行幸」~「椎本」、4巻は「総角」~「夢浮橋」平凡社底本はArthur Waley,The tale of Genji、平凡社ライブラリー661、666
Waleyの英訳を日本語に再翻訳したもの。
3巻の表紙は白い着物を着ている女性が右を向いて手を合わせている絵。4巻はピンク色の着物を着ている人が横たわっている絵。
2009(平成21)英語Stuart Varnam-AtkinStories from The Tale of Genji Wakamurasaki「若紫」〜「葵」IBCパブリッシングラダーシリーズの1つ。
☆◎
土佐光吉・長次郎『源氏物語画帖』「若紫」巻(京都国立博物館蔵)で、幼い紫の上が人形遊びをしている場面
2009(平成21)ジョージア語ლილი მჭედლიშვილ(Lily Mchedlishvili・リリー・ムチェドゥリシヴィリ)ამბავი უფლისწული გენჯისაბაკურ სულაკაურის გამომცემლობა(Bakur Sulakauri Publishing House)社一陽斎豊国(三代豊国・歌川豊国)源氏後集余情 発端 石山寺源氏の間(紫式部)
2010(平成22)ロシア語Соколова-Делюсина, Т. Л.(Tatiana L. Sokolova-Deliusina)Повесть о Гэндзи(Povest o Gendzi)完訳Nauka谷崎潤一郎『源氏物語』、円地文子『源氏物語』、Arthur Waley,The tale of Genji,1965、Edward G. Seidensticker,The Tale of Genji,1977なども参考にした。2巻本。1巻の表紙は庭を眺めている光源氏とそれを背後から見ている女房、2巻の表紙は土佐光吉『源氏物語図屏風』「浮舟」巻で浮舟と匂宮が船に乗っている絵(メトロポリタン美術館蔵)、3巻の表紙は土佐光吉『源氏物語絵色紙帖』「若紫」巻(京都国立博物館蔵)である。
2010(平成22)モンゴル語Очирхүү Жаргалсайхан(Ochirkhuu JARGALSAIKHA・オチルフー・ジャルガンサイハン)Гэнжийн туульс2
(Gänzhiyn tuul's)源氏物語
「紅葉賀」~「花散里」ADMON谷崎潤一郎訳(新々訳)・与謝野晶子・瀬戸内寂聴訳『源氏物語』
2010(平成22)ヒンディー語Chavinath PandeyGēnjī kī Kathā(Genji Ki Kahani)「桐壺」〜「葵」Sahitya Akademi1957年の再版、底本:Arthur Waley,The tale of Genji
2010(平成22)エスペラントTacuo Hugximoto(藤本達生)RAKONTARO GENGXI「帚木」ラ・モバード社『La Movado』2009年4月号〜2010年8月号に掲載、中井和子『現代京ことば訳 源氏物語』を参考にしている。やましたとしひろ氏のサイトでも公開している。
2010(平成22)ハングル朴光華源氏物語韓釈「蜻蛉」日本文学研究会『文華』第9号、底本:『日本古典文学全集』(小学館、1989年21版)
白地にタイトル
2010(平成22)中国語豊子愷源氏物語人民文学出版社底本:与謝野晶子訳『源氏物語』、谷崎潤一郎訳『源氏物語(旧訳)』、佐成謙太郎『対訳源氏物語』、金子元臣『定本源氏物語新解』かと推測されている。
2010(平成22)中国語王烜源氏物語完訳中国华侨出版社底本:与謝野晶子『源氏物語』表表紙は「若紫」巻で、裏表紙は「朝顔」の巻の絵か。
2010(平成22)中国語姚继中源氏物語完訳鳳凰出版伝媒集団 江蘇人民出版社徳川美術館蔵『国宝源氏物語絵巻』「宿木二」
2010(平成22)中国語鄭民欽源氏物語 上・下完訳北京燕山出版社底本は『日本古典文学大系』(岩波書店)☆ひな人形の写真
2010(平成22)英語グレン・サリバン編英語で読む源氏物語 上下ジャパンタイムズ
2010(平成22)英語Arthur WaleyThe tale of Genji「桐壺」〜「夢浮橋」(「鈴虫」をのぞく)Tuttle Publishing Dennis Washburnによる前書きが掲載されている。
☆◎
「野分」巻(出典はChristie's Imagesとある)
2010(平成22)スペイン語Jordi FiblaLa historia de Genji完訳Atalanta底本:Royall Tyler,The Tale of Genji
2010(平成22)スペイン語Jordi FiblaLa historia de Genji「匂宮」〜「夢浮橋」Atalanta底本:Royall Tyler,The Tale of Genjiバーク・コレクションのひとつ、表紙は土佐光起『源氏物語画帖』「浮舟」で、裏表紙は同画帖の「東屋」である。また挿絵として、山本春正『絵入源氏物語』(慶安3年版)が用いられている。
2010(平成22)スペイン語Fernando GutiérrezGenji Monogatari(Romance de Genji)「桐壺」〜「葵」José J. de Olañeta1941年と同内容、底本:Arthur Waley,The tale of Genji,KIKU YAMATA,Le Roman de Genjiにも影響を受けた。表の表紙は『源氏物語図貼交屏風』 「橋姫」巻(リンデン民族学博物館蔵)で、裏表紙は『源氏物語図屏風』 「桐壺」巻(シカゴ美術研究所所蔵)
2010(平成22)スペイン語Xavier Roca-FerrerLa novela de Genji第1巻「桐壺」〜「藤裏葉」、第2巻「若菜上」〜「夢浮橋」Destino2005年の再版。底本:複数の外国語訳を参照している。◎第1巻の表紙は、バーク・コレクションのひとつである土佐光起『源氏物語画帖』「椎本」である。第2巻の表紙は、月岡芳年(大蘇芳年)の『大日本史略図会 第八十代 安徳天皇』である。平教経が源義経の舟を見つけて、組みかかろうとする場面である。
2011(平成23)リトアニア語Dalia Svambaryteなし(『Intertekstualumas klasikinėje japonų literatūroje 日本古典文学におけるテクスト間相互関連性』)に収録「桐壺」・「葵」・「幻」Vilniaus  universitetas leidykla底本:『新編日本古典文学全集』(小学館)☆写本の画像と平安時代の男女を描いた絵
2011(平成23)ハングル朴光華源氏物語韓釈「若紫」日本文学研究会『文華』第10号に掲載、底本:『日本古典文学全集』(小学館、1989年21版)
白地にタイトル
2011(平成23)ハングル鈴木日出男、金 弘来처음 읽어 보는 겐지모노가타리(はじめての源氏物語)글누림(クルヌリム)『はじめての源氏物語 (講談社現代新書)』(1991年)の韓国語訳
2011(平成23)中国語林文月源氏物語「桐壺」~「明石」洪範書店有限公司最初の底本は吉沢義則校注『対校源氏物語新釈』、後に主な底本として使われたのは『日本古典文学全集』である。
2011(平成23)中国語林文月源氏物語訳林出版社最初の底本は吉沢義則校注『対校源氏物語新釈』、後に主な底本として使われたのは『日本古典文学全集』である。☆画家の郭豫倫により、薄紫色の地に白色で葵の葉と思われる絵が描かれている。
2011(平成23)中国語豊子愷源氏物語完訳人民文学出版社6刷。3巻本。底本:与謝野晶子訳『源氏物語』、谷崎潤一郎訳『源氏物語(旧訳)』、佐成謙太郎『対訳源氏物語』、金子元臣『定本源氏物語新解』かと推測されている。「名著名訳挿図本」シリーズの1つ。
2011(平成23)中国語鄭民欽源氏物語完訳北京燕山出版社底本は『日本古典文学大系』(岩波書店)
2011(平成23)中国語姚继中源氏物語完訳江蘇人民出版社
2011(平成23)中国語姚继中源氏物語完訳江蘇人民出版社全訳挿図本/決定経典書庫シリーズ
2011(平成23)中国語康景成源氏物語陕西师范大学出版社
2011(平成23)英語末松謙澄The Tale of Genji : Genji Monogatari「桐壺」〜「絵合」ZuuBooks1900年の再版、ペーパーバック
徳川美術館蔵『国宝源氏物語絵巻』「宿木二」
2011(平成23)英語E.G.サイデンステッカー英訳、コトノ・キリエ 現代語訳英語対訳「源氏物語(桐壺)」: E.G.サイデンステッカー訳と読むバベルプレス
2011(平成23)フランス語René sieffertLe dit du Genji完訳Verdier底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)・『日本古典文学全集』(小学館)・『新潮古典集成』(新潮社)
白地に翻訳者の名前と紫式部という字は黒字、タイトルが赤字で書かれている。
2011(平成23)フランス語René de Cecca-tty/Ryoji NakamuraLe Roman de Genji「蜻蛉」Éditions de la différence特定の底本に関する記載はないものの、参考文献としてはKikou Yamata(山田菊),Le Roman de Genji,1928、Charles Haguenauer,Le Genji monogatari,1959、René sieffert,Le dit du Genji,1978の3冊があげられている。Mille ans de littérature japonaise : une anthologie du VIIIe au XVIIIe siècle 所収、「Picquier poche」のシリーズの1つ(260番)。日本文学のアンソロジーであることから、『源氏物語』のほかに以下の作品も掲載されている。『土佐日記』、『和泉式部日記』、『とりかへばや物語』、『今昔物語集』29-3「不被知人女盗人語」、29-23「具妻行丹波国男於大江山被縛語」、30-1「平定文仮借本院侍従語」、『堤中納言物語』「虫めづる姫君」、『百人一首』、『宇治拾遺物語』1-17「修行者、百鬼夜行にあふ事」、2-7「鼻長き僧の事」、『方丈記』、『正法眼蔵随聞記』「現成公案」、「有時」、「都機」、『とはずがたり』、謡曲『井筒』(関連で『伊勢物語』)、『好色一代男』、『曽根崎心中』、『去来抄』、『遠野物語』、『いきの構造』である。このほか、文学史年表、グロッサリー、参考文献リストも掲載されている。金色の地に五島美術館蔵『源氏物語絵巻』「御法」巻の詞書第一面「ありうちの御つかひのひまなきもわつらはしければさもえきこえたまいぬにあなたにもまいりたまいねばみやぞまいりたまふかたはらいたけれどげにえみたてまいらねばかゐなしとてこなたに御しつらひことにせさせたまふいとゝ」の部分の写本が書かれている。左下には本で顔を覆う江戸時代風の男性が白黒で描かれている。
2012(平成24)英語土屋和之・豊田奈保子The tale of Genji The Uji chapters 宇治十帖のみ山口書店日本人による英訳本、主たる翻訳者は土屋氏か。2巻本1巻の表紙は武官と桔梗の花、2巻の表紙は平安時代の女房が描かれている。
2012(平成24)英語末松謙澄The tale of Genji「桐壺」〜「絵合」International Alliance Pro-Publishing, LLC ペーパーバック葛飾北斎『節季の商家』(オランダ国立民族博物館蔵)
2012(平成24)英語末松謙澄The tale of Genji (Abridged) 「桐壺」〜「絵合」Digireads.comペーパーバック緑色・薄紫色・黒色の雪の結晶の絵
2012(平成24)英語末松謙澄The tale of Genji「桐壺」〜「絵合」CreateSpace ペーパーバック2種類の表紙が存在する。(1)バーク・コレクションのひとつ、土佐光起『源氏物語画帖』「若紫」巻(2)歌舞伎の演目を題材にしたと思われる浮世絵
2012(平成24)英語Edward G. SeidenstickerThe tale of GenjiEmpire Booksペーパーバック赤色の地で、中央に龍の描かれている。
2012(平成24)ハングル朴光華源氏物語韓釈「須磨」日本文学研究会『文華』第11号に掲載、底本:『日本古典文学全集』(小学館、1989年21版)
白地にタイトル
2012(平成24)スペイン語Fernando GutiérrezGenji Monogatari(Romance de Genji)「桐壺」〜「葵」José J. de Olañeta1941年と同内容、底本:Arthur Waley,The tale of Genji,KIKU YAMATA,Le Roman de Genjiにも影響を受けた。表の表紙は『源氏物語図貼交屏風』 「橋姫」巻(リンデン民族学博物館蔵)で、裏表紙は『源氏物語図屏風』 「桐壺」巻(シカゴ美術研究所所蔵)
2012(平成24)イタリア語Maria Tresa OrsiLa storia di Genji 完訳Giulio Einaudi editore底本:『新日本古典文学大系』(岩波書店)・『日本古典文学全集』(小学館)と『源氏物語の鑑賞と基礎知識』(至文堂)も参照。
☆◎
表紙と箱は国宝『源氏物語絵巻』「鈴虫」・「関屋」巻を、山口伊太郎が西陣織にしたもの。作品名は『源氏物語錦織絵巻』同氏の遺作。
2012(平成24)セルビア語Sreten IlicGendži Kuća dobre knjige 表紙は右側に梅と中国風の楼門を配し、左下に当世具足を身につけた武士が座っている絵、中央に白色の字で「顔」という字が書かれ、その上からタイトルが書いてある。
2012(平成24)中国語康景成源氏物語 上・下完訳陕西师范大学出版社※初版は2008年、全彩図解、1000周年絶美記念版☆1巻は徳川美術館蔵『源氏物語絵巻』「柏木三」(復元図)で、光源氏が生まれたばかりの薫を抱いている場面。2巻は同絵巻の「蓬生」で光源氏が惟光と末摘花のいる常陸宮邸に行く場面。
2012(平成24)中国語钱澄从西门庆到贾宝玉:《源氏物语》探析 苏州大学出版社
2012(平成24)中国語姚继中源氏物語江蘇人民出版社2006年の再版、全訳挿図本/決定経典書庫シリーズ
2012(平成24)中国語喬紅偉源氏物語北方文藝出版社
2013(平成25)英語Michael EmmerichThe tale of Genji : translation, canonization, and world literatureColumbia University Press『源氏物語』に関する研究書◎歌川国貞「久喜万字屋内 滝川 田舎源氏を読む」(ポレット&ジャックランツコレクション)
2013(平成25)中国語豊子愷源氏物語人民文学出版社底本:与謝野晶子訳『源氏物語』、谷崎潤一郎訳『源氏物語(旧訳)』、佐成謙太郎『対訳源氏物語』、金子元臣『定本源氏物語新解』かと推測されている。「中国翻訳家訳叢」というシリーズ
2013(平成25)中国語叶渭渠・唐月梅源氏物語完訳作家出版社※3巻本1巻の表紙は「桐壺」巻で光源氏が元服をする場面
2013(平成25)ハングル朴光華源氏物語韓釈「明石」日本文学研究会『文華』第12号に掲載、底本:『日本古典文学全集』(小学館、1989年21版)
白地にタイトル
2013(平成25)スペイン語Hiroko IzumiShimono (下野泉)、 Iván Augusto Pinto RománEl relato de Genji : 源氏物語 : Genji monogatari11巻は「桐壺」〜「篝火」ペルー日系人協会(APJ)翻訳開始、底本の1つは、『日本古典文学全集』(小学館)、与謝野晶子の『全訳源氏物語』も参考にしたとの情報もある。
表紙は國學院大學蔵「久我家嫁入本『源氏物語』初音」巻である。挿絵は、狩野祐清の『源氏物語絵巻』(九曜文庫蔵で『四季源氏』)で、「桐壺」・「空蝉」・「紅葉賀」・「葵」・「須磨」・「絵合」・「朝顔」である。また、前後の扉には狩野氏信・秀信の『源氏物語画帖』。紫式部が石山寺に籠って『源氏物語』の構想を練る場面と、横川僧都と思われる人物が手紙を読んでいる様子を他の僧侶が伺っている構図の絵が用いられている。
2013(平成25)スペイン語Ariel StilermanCapítulo tulo primero de La historia de Genji「桐壺」(翻訳者のサイト)
https://genjienespanol.files.wordpress.com/2013/08/el-patio-de-las-paulonias-kiritsubo.pdf
早稲田大学の陣野英則先生作成の本文。本として出版されていない。
(朗読データ)https://www.youtube.com/watch?v=bWX21cbwvyw
表紙なし
2013(平成25)スペイン語Fernando GutiérrezGenji Monogatari(Romance de Genji)「桐壺」〜「葵」José J. de Olañeta1941年と同内容、底本:Arthur Waley,The tale of Genji,KIKU YAMATA,Le Roman de Genjiにも影響を受けた。表の表紙は『源氏物語図貼交屏風』 「橋姫」巻(リンデン民族学博物館蔵)で、裏表紙は『源氏物語図屏風』 「桐壺」巻(シカゴ美術研究所所蔵)
2013(平成25)ロシア語Соколова-Делюсина, Т. Л.(Tatiana L. Sokolova-Deliusina)Повесть о Гэндзи(Povest o Gendzi)完訳Nauka谷崎潤一郎『源氏物語』、円地文子『源氏物語』、Arthur Waley,The tale of Genji,1965、Edward G. Seidensticke,The Tale of Genji,1977なども参考にした。
2013(平成25)オランダ語Jos VosHet verhaal van Genji完訳Athenaeum底本:Arthur Waley,The tale of Genji、冊本/電子本あり
バーク・コレクションのひとつ、土佐光起『源氏物語画帖』 「花宴」巻
2013(平成25)ビルマ語ခိုင်ခင်အင်ကြင်:(ケィン・キン・インジィン)ဖြစ်ဟောင်းစုံလင်ချစ်နှောင်းပုံပြင် ၁
(昔の恋の物語 1)
လာဘ်မိုးစွေစာပေ (情報の出典/翻訳者による話)
翻訳者が家族から聞いた『源氏物語』を詩人の立場から翻訳した書籍である。RoyallTyler訳のThe tale of Genjiを参照した。
「鷺水庵より」2018年3月26日 http://genjiito.sblo.jp/article/182809213.html
表紙は
緑色の裏表紙は白鷺と菖蒲の絵に、牛車と付き従う人々を描いた絵である。
2014(平成26)オランダ語Jos VosHet verhaal van Genji完訳Athenaeum底本:Arthur Waley,The tale of Genji、ペーパーバック
バーク・コレクションのひとつ、土佐光起『源氏物語画帖』 「花宴」巻
2014(平成26)ドイツ語Oscar BenlGenji-monogatari: Die Geschichte vom Prinzen GenjiManesse Verlag底本:複数あるか。主に使用したのは『日本古典文学大系』(岩波書店)
2014(平成26)中国語李宏伟《源氏物语》全三巻完訳作家出版社
2014(平成26)ハングル李美淑ゲンジモノガタリ 1ソウル大学校出版文化院翻訳開始、底本:『新編 日本古典文学全集』(小学館)
藤原為相筆『源氏物語古系図断簡』(東北大学蔵)
2014(平成26)トルコ語Oğuz Baykara(『源氏物語』)翻訳開始、正式な題名は未公表、底本:Arthur Waley,The tale of Genji、Edward G. Seidensticker,The Tale of Genji、Royall Tyler,The Tale of Genji,Viking Press, 2001年などを参考にしたとする。
2014(平成26)ビルマ語ခိုင်ခင်အင်ကြင်:(ケィン・キン・インジィン)ဖြစ်ဟောင်းစုံလင်ချစ်နှောင်းပုံပြင် အတွဲ ၂
(昔の恋の物語 2)
အရှေ့ဘက်ကောင်းကင်စာပေ (情報の出典/翻訳者による話)
翻訳者が家族から聞いた『源氏物語』を詩人の立場から翻訳した書籍である。RoyallTyler訳のThe tale of Genjiを参照した。
「鷺水庵より」2018年3月26日 http://genjiito.sblo.jp/article/182809213.html
表紙は紅梅の地に、高島千春・北爪有郷筆『舞楽図』「五常楽」、裏表紙は白い扇子と紅梅が描かれた地に、寝殿造の模型と女房装束を着た女性の写真である。
2015(平成27)英語末松謙澄The tale of Genji「桐壺」〜「絵合」Create Space Independent Publishing Platform ペーパーバック表紙は赤色の地に白色の字でタイトルが書かれたものと、大きな日の丸が描かれたものと2種類存在する。
2015(平成27)英語末松謙澄The tale of Genji「桐壺」〜「絵合」Waxkeep Publishingペーパーバック表紙は赤色の地に白色の字でタイトルが書かれたものと、大きな日の丸が描かれたものと2種類存在する。
2015(平成27)英語末松謙澄The tale of Genji「桐壺」〜「絵合」SkyrosPublishing ペーパーバック五島美術館蔵『国宝源氏物語絵巻』「夕霧」巻
2015(平成27)英語Michael EmmerichThe Tale of Genji : Translation, Canonization, and World LiteratureColumbia University Press2013年の再版、『源氏物語』に関する研究書。翻訳部分はないが、翻訳書籍に関するデータが豊富なため掲載した。
2015(平成27)英語Dennis,WashburnThe Tale of Genji (Unabridged)W W Norton & Co Inc五島美術館蔵『国宝源氏物語絵巻』「夕霧」巻(刺繍)で、夕霧の手紙をとろうとする雲居雁
2015(平成27)中国語林文月源氏物語洪範書店有限公司最初の底本は吉沢義則校注『対校源氏物語新釈』、後に主な底本として使われたのは『日本古典文学全集』である。 
2015(平成27)ハングル朴光華겐지모노가타리 : 한국어역주 키리쭈보권 源氏物語─韓国語訳注─(桐壺巻)「桐壺」図書出版 香紙『文華』に発表したもの、底本:『新編 日本古典文学全集』(小学館)☆黒地に白字と赤字でタイトル
2015(平成27)ビルマ語ခိုင်ခင်အင်ကြင်:(ケィン・キン・インジィン)ဖြစ်ဟောင်းစုံလင်ချစ်နှောင်းပုံပြင် အတွဲ ၃
(昔の恋の物語3)
အရှေ့ဘက်ကောင်းကင်စာပေ (情報の出典/翻訳者による話)
翻訳者が家族から聞いた『源氏物語』を詩人の立場から翻訳した書籍である。RoyallTyler訳のThe tale of Genjiを参照した。
「鷺水庵より」2018年3月26日 http://genjiito.sblo.jp/article/182809213.html
表紙は、紅梅の地に、十二単を着ておすべらかしを結った女性の写真で、衣紋道高倉流の「たかくら会」のHPに掲載されていたものである。裏表紙は葵祭の斎王代の巡行の写真である。
2016(平成28)英語Arthur WaleyThe Tale of Genji「桐壺」〜「葵」Stellar Classics Arthur Waley.comを翻訳者として出版されたもの。☆表の表紙は岡田嘉夫『源氏絵巻 蛍』(1970年)、裏表紙は月岡芳年『月百姿』のうち『垣間見の月 かほよ』をアレンジしたもの。
2016(平成28)英語Edward G. SeidenstickerThe tale of Genji「桐壺」・「夕顔」・「若紫」・「紅葉賀」〜「澪標」・「絵合」Vintage1990年版の電子書籍。底本:『日本古典文学大系』(岩波書店)
2016(平成28)英語Royall TylerThe Tale of Genji完訳Folio Society 底本:『新編日本古典文学全集』・『新潮古典集成』・『新日本古典文学大系』
2巻本(箱に入っている)。Anne Rose Kitagawaによる紹介文が掲載されている。
箱は茶色の地に橙色で植物が描かれている。本の表紙は赤色の地に、金色の字でタイトル、黒色で植物が描かれている。『源氏物語』を題材とした絵画が掲載され、見開きには「朝顔」巻の雪まろばしの場面が掲載されている。
2016(平成28)中国語潘蕊全訳本 源氏物語(上・下)完訳吉林大学出版社紫色の地に緑色の山とピンク色の木が描かれている。
2016(平成28)中国語津文源氏物語 精装原著全訳本(上・下)完訳団結出版社潮干狩りをしていると思われる浮世絵
2016(平成28)中国語荷月影源氏物語(上・下)完訳天津人民出版社※カラーの挿絵があり、挿絵の中に英訳が書かれている。表紙は河口湖にある産屋が崎から撮影された富士山の写真。
2016(平成28)エスペラントやましたとしひろRakontaro Genĝi「花宴」・「花散里」・「関屋」・「篝火」・「藤袴」・「柏木」・「若菜上」・「若菜下」・「横笛」・「鈴虫」・「夕霧」・「御法」・「幻」・「夢浮橋」「esperas! エスペラントの世界」
http://esperas.info/
同サイトで、藤本達生氏の「桐壺」・「帚木」訳も公開している。
底本は『日本古典文学全集』(小学館、1974年、初版)表紙なし
2016(平成28)ハングル朴光華겐지모노가타리 : 한국어역주 = 源氏物語 : 韓国語訳注 유우가오권 源氏物語─韓国語訳注─(夕顔巻)「夕顔」図書出版 香紙『文華』に発表したもの、底本:『新編 日本古典文学全集』(小学館)☆黒地に白字と赤字でタイトル
2016(平成28)ビルマ語ခိုင်ခင်အင်ကြင်:(ケィン・キン・インジィン)ဖြစ်ဟောင်းစုံလင်ချစ်နှောင်းပုံပြင် အတွဲ၄
(昔の恋の物語 4)
အရှေ့ဘက်ကောင်းကင်စာပေ(情報の出典/翻訳者による話)
翻訳者が家族から聞いた『源氏物語』を詩人の立場から翻訳した書籍である。RoyallTyler訳のThe tale of Genjiを参照した。
「鷺水庵より」2018年3月26日 http://genjiito.sblo.jp/article/182809213.html
表紙は、宝塚歌劇団公演の『新源氏物語』(田辺聖子作)での光源氏と藤壺の写真である。裏表紙は黒い袍と白い袍を着た男性神職が儀式に参列している写真である。
2017(平成29)英語再翻訳Arthur Waley(英訳)
毬矢まりえ・森山恵(日本語訳)
源氏物語 : A・ウェイリー版1「桐壺」~「明石」左右社底本はArthur Waley,The tale of Genji,‎George. Allen & Unwin,1925-1933
Arthur Waleyの英訳を現代の日本語に翻訳した作品で、英文タイトルも掲載されている。
クリムトの『接吻』
2017(平成29)スペイン語Hiroko IzumiShimono (下野泉)、 Iván Augusto Pinto RománEl relato de Genji : 源氏物語 : Genji monogatari2巻は「野分」~「幻」、3巻は「匂宮」~「夢浮橋」ペルー日系人協会(APJ)底本の1つは、『日本古典文学全集』(小学館)、与謝野晶子の『全訳源氏物語』も参考にしたとの情報もある。☆第2巻の表紙は國學院大學蔵の久我家嫁入本『源氏物語』「御法」巻であり、第3巻の表紙は「竹河」巻である。
2017(平成29)エスペラントやましたとしひろRakontaro Genĝi「葵」・「澪標」 ・ 「蓬生」・「絵合」・「松風」・「薄雲」・ 「朝顔」・「葵」・「賢木」・「須磨」「esperas! エスペラントの世界」
http://esperas.info/
同サイトで、藤本達生氏の「桐壺」・「帚木」訳も公開している。
底本は『日本古典文学全集』(小学館、1974年、初版)表紙なし
2017(平成29)エスペラントやましたとしひろRakontaro Genĝi「花宴」・「花散里」・「関屋」・「篝火」・「藤袴」・「鈴虫」ベルモント社底本は『日本古典文学全集』(小学館、1974年、初版)、同年には翻訳範囲を同じくするVer2が出版されている。各巻の扉には、尾州家河内本の巻頭が影印本で一丁分が転載されている。次の左頁にエスペラント訳、右頁に大島本の校訂本文と、見開きで読める形式になっている。
 一つの巻が終わると、QRコードが添えてあり、エスペラント訳の音読を聴くことができる。これは貴重です。また、各巻末には、登場人物系図に年齢が書き加えてある。
薄紫色の地に女性の絵が描かれている。
2017(平成29)ビルマ語ခိုင်ခင်အင်ကြင်:
(ケィン・キン・インジィン)
ဖြစ်ဟောင်းစုံလင်ချစ်နှောင်းပုံပြင် အတွဲ ၅
(昔の恋の物語 5)
လာဘ်မိုးစွေစာပေ (情報の出典/翻訳者による話)
翻訳者が家族から聞いた『源氏物語』を詩人の立場から翻訳した書籍である。RoyallTyler訳のThe tale of Genjiを参照した。
「鷺水庵より」2018年3月26日 http://genjiito.sblo.jp/article/182809213.html
表紙は葵祭の斎王代の写真、
2017(平成29)ビルマ語ခိုင်ခင်အင်ကြင်:
(ケィン・キン・インジィン)
ဖြစ်ဟောင်းစုံလင်ချစ်နှောင်းပုံပြင် ၆
(昔の恋の物語6)
လာဘ်မိုးစွေစာပေ(情報の出典/翻訳者による話)
翻訳者が家族から聞いた『源氏物語』を詩人の立場から翻訳した書籍である。RoyallTyler訳のThe tale of Genjiを参照した。
「鷺水庵より」2018年3月26日 http://genjiito.sblo.jp/article/182809213.html
表紙は男性4名が屋外で雅楽の演奏をおこなっている写真
2017(平成29)ウズベク語クルポノヴァ グルノザGenji hikoyasi「桐壺」、冒頭から桐壺更衣の父按察大納言についての書かれた箇所まで明治大学『明治大学文学部・文学研究科 学術研究論集』第7号に所収、古典からの翻訳表紙なし
2017(平成29)ルーマニア語Angela Hondru(アンジェラ・ホンドゥル)Povestea lui Genji「桐壺」~「鈴虫」POLIROM編集は Cartonataによる。国際交流基金の協力を得て出版された。
41巻を略語を用いずに完全に翻訳し、翻訳しなかった巻は書籍に含まれている。
底本は与謝野晶子訳『源氏物語』1巻(角川書店、1995年)、同書2巻(角川書店、1998年)で、和歌の翻訳に関しての底本は、『新編日本古典文学全集』(小学館)で、与謝野訳の各章の序文にある和歌を含めて全て翻訳されている。(情報の出典)
「鷺水庵より」2019年1月28日
http://genjiito.sblo.jp/article/185455004.html
国文学研究資料館蔵『源氏物語団扇画帖』「若紫」巻
2017(平成29)ペルシャ語
قدرت‌الله ذاکری
(The power of Zakari)
دفتری از داستان گنجی (یوگائو)(
A notebook of the story of Ganji (Yugao))
「夕顔」پرنده(Bird)底本は与謝野晶子訳『源氏物語』金色の地に丸が描かれ、その中に藤を眺めている平安時代の女性の姿が描かれている。
2018(平成30)エスペラントやましたとしひろRakontaro Genĝi「帚木」・「空蝉」・「夕顔」・「賢木」・「須磨」・「明石」「esperas! エスペラントの世界」
http://esperas.info/
同サイトで、藤本達生氏の「桐壺」・「帚木」訳も公開している。
底本は『日本古典文学全集』(小学館、1974年、初版)表紙なし
2018(平成30)エスペラントやましたとしひろRakontaro Genĝi「花宴」・「花散里」・「関屋」・「篝火」・「藤袴」・「鈴虫」ベルモント社底本は『日本古典文学全集』(小学館、1974年、初版)。抄訳、Ver2.1であり、2017年に出版されたものと翻訳範囲は同じである。各巻の扉には、尾州家河内本の巻頭が影印本で一丁分が転載されている。次の左頁にエスペラント訳、右頁に大島本の校訂本文と、見開きで読める形式になっている。
 一つの巻が終わると、QRコードが添えてあり、エスペラント訳の音読を聴くことができる。これは貴重です。また、各巻末には、登場人物系図に年齢が書き加えてある。
薄紫色の地に女性の絵が描かれている。
2018(平成30)英語末松謙澄The tale of GenjiTuttle Publishing(情報の出典)出版社のサイトがある。(https://www.tuttlepublishing.com/japan/the-tale-of-genji-9784805314647)
ここで表紙とMichael Emmerich氏の解説・翻訳について・「桐壺」の冒頭を公開している。ペーパーバック
豊原周延『二品親王女三宮』
2018(平成30)英語再翻訳Arthur Waley(英訳)
毬矢まりえ・森山恵(日本語訳)
源氏物語 : A・ウェイリー版2・32巻は「澪標」~「真木柱」、3巻は「梅枝」~「総角」左右社底本はArthur Waley,The tale of Genji,‎George. Allen & Unwin,1925-1933
Arthur Waleyの英訳を現代の日本語に翻訳した作品で、英文タイトルも掲載されている。
2018(平成30)フランスMichel RevonLe Ghennji monogatari「桐壺」・「帚木」・「若紫」Forgotten Books抄訳、『Anthologie de la littérature japonaise des origines au XXe siècle』に所収。(Ghennjiはママ)、桐壺更衣への寵愛の場面は鈴木弘恭『新撰日本文学史略』(青山清吉、1892年)を底本とし、桐壺更衣の死・雨夜の品定め・若紫の垣間見の場面は三上参次・高津鍬三郎『日本文学史 上巻』(金港堂、1890年)を底本としている。緑色の地に黄色い長方形が描かれ、その上にタイトルが書かれている。
2018(平成30)ハングル朴光華겐지모노가타리 : 한국어역주 (와카무라사키권)=源氏物語-韓国語訳注
(若紫巻)
「若紫」図書出版 DNP『文華』に発表したもの、底本:『新編 日本古典文学全集』(小学館)☆黒地に白字と赤字でタイトル
2018(平成30)ウクライナ語Ivan Dzi︠u︡ba(Ivan Dziub・イワン・デューブ)Повість про Ґендзі. Книга(Povist' pro Gendzi)「桐壺」~「朝顔」Фоліо(FOLIO)古典からの翻訳で、谷崎潤一郎と瀬戸内寂聴訳を参考にした。国際交流基金の支援で出版された。『Бібліотека світової літератури(Bіblіoteka svіtovoї lіteraturi)』というシリーズの1つ。菊川英山『青樓美人遊 海老屋内あひつる』、表紙の裏の絵は、楊州周信の『千代田大奥花見絵』、扉の絵は鈴木春信『女三宮と猫』。見返しに月岡芳年の『古今姫鑑 紫式部』が使われている。
2018(平成30)モンゴル語Очирхүү Жаргалсайхан(Ochirkhuu JARGALSAIKHA・オチルフー・ジャルガンサイハン)Гэнжийн туульс
(Gänzhiyn tuul's・源氏物語)
Monsudar Publishing LLC谷崎潤一郎訳(新々訳)・与謝野晶子・瀬戸内寂聴訳『源氏物語』
、国際交流基金翻訳助成
https://www.jpf.go.jp/e/project/culture/publication/supportlist_publish/support_p_30.html
2019(平成31/令和1)英語再翻訳Arthur Waley(英訳)
毬矢まりえ・森山恵(日本語訳)
源氏物語 : A・ウェイリー版4「早蕨」~「夢浮橋」左右社底本はArthur Waley,The tale of Genji,‎George. Allen & Unwin,1925-1933
Arthur Waleyの英訳を現代の日本語に翻訳した作品で、英文タイトルも掲載されている。
2019(平成31/令和1)エスペラントやましたとしひろRakontaro Genĝi「若紫」・「末摘花」・「紅葉賀」「esperas! エスペラントの世界」
http://esperas.info/
同サイトで、藤本達生氏の「桐壺」・「帚木」訳も公開している。
底本は『日本古典文学全集』(小学館、1974年、初版)表紙なし
2019(平成31/令和1)ハングル朴光華겐지모노가타리 : 한국어역주(수마권)=源氏物語-韓国語訳注
(須磨巻)
「須磨」図書出版DNP底本は『新編 日本古典文学全集』(小学館)☆
(情報の出典)
「鷺水庵より」2019年7月14日
http://genjiito.sblo.jp/article/186275043.html、『文華』に発表したもの。
黒地に白字と赤字でタイトルが書かれている。
2019(平成31/令和1)ビルマ語ခိုင်ခင်အင်ကြင်:
(ケィン・キン・インジィン)
ဖြစ်ဟောင်းစုံလင်ချစ်နှောင်းပုံပြင်(昔の恋の物語)လာဘ်မိုးစွေစာပေ1巻から6巻までを1冊にまとめた本である。(情報の出典/翻訳者による話)
翻訳者が家族から聞いた『源氏物語』を詩人の立場から翻訳した書籍である。RoyallTyler訳のThe tale of Genjiを参照した。
「末摘花」
2020(令和2)ウクライナ語Ivan Dzi︠u︡ba(Ivan Dziub・イワン・デューブ)Повість про Ґендзі. Книга 2(Povist' pro Gendzi2)「少女」~「鈴虫」Фоліо(FOLIO)古典からの翻訳で、谷崎潤一郎と瀬戸内寂聴訳を参考にした。国際交流基金の支援で出版された。『Бібліотека світової літератури(Bіblіoteka svіtovoї lіteraturi)』というシリーズの1つ。土佐光起 筆『源氏物語画帖(若紫)』
2020(令和2)ウルドゥ―語Syed Ehtesham HussainGenji ki Kahani「桐壺」~「葵」Book Corner底本はArthur Waley,The tale of Genji、ペーパーバッグである。
(参考)たつみのいほり(2022ねん1月18日
の記事)
http://genjiito.sblo.jp/article/189280096.html
豊原周延『二品親王女三宮』
2020(令和2)エスペラントやましたとしひろRakontaro Genĝi「桐壺」~「朝顔」ベルモント社底本は『日本古典文学全集』(小学館、1974年、初版)新装版。予定されている4巻のうちの1巻にあたる。各巻の扉には、尾州家河内本の巻頭が影印本で一丁分が転載されている。次の左頁にエスペラント訳、右頁に大島本の校訂本文と、見開きで読める形式になっている。
 一つの巻が終わると、QRコードが添えてあり、エスペラント訳の音読を聴くことができる。これは貴重です。また、今後は、○第2巻は21少女から33藤裏葉までの13巻分、
○第3巻は34若菜上から41幻までの8巻分、
○第4巻は42匂宮から54夢浮橋までの13巻分を刊行予定である。Webでも公開をしている。(http://esperas.info/index.php?genzi)
各巻末には、登場人物系図に年齢が書き加えてある。
光源氏と思われる男性が青海波を舞っている絵
2020(令和2)ハングル朴光華겐지모노가타리 : 한국어역주(아카시권)=源氏物語 : 韓国語訳注(明石巻)「明石」図書出版DNP底本は『新編 日本古典文学全集』(小学館)
(情報の出典)
「鷺水庵より」2020年6月27日
http://genjiito.sblo.jp/article/187639911.html『文華』に発表したもの。「明石」の訳。序、凡例、明石巻の概要、登場人物系図、参考文献など : l~26頁
明石巻(日本語本文、韓国語訳、韓国語注) : 27~479頁
論考「平安時代の月の色」(小町谷照彦) : 480~484頁
後記(日本語) : 485~486頁
図録 l~6 : 487~492頁☆
黒地に白字でタイトルが書かれている。
2021(令和3)フランスKikou Yamata(山田菊)Le roman de Genji1巻「桐壺」〜「澪標」、2巻「蓬生」〜「藤裏葉」が1冊にまとまっている。Vendémiaire底本:Arthur Waley,The tale of Genji、René de Ceccatty(ルネ・デ・セカッティ)による翻訳に関するメモと、Monique Penissard(モニック・ペニサール)による序文が収録されている。、
シリーズ名は「Compagnons de voyage」、情報の出典はサイニー(https://ci.nii.ac.jp/ncid/BC07539071)
表紙は、群青色の地に、赤い着物を着た女房がこちらに背を向けて座り、外を眺めている絵で、裏表紙には同じ色の地に白字でシリーズ名と作品の紹介が書かれている。
2021(令和3)ウクライナ語Ivan Dzi︠u︡ba(Ivan Dziub・イワン・デューブ)Повість про Ґендзі. Книга 3(Povist' pro Gendzi3「夕霧」~「夢浮橋」Фоліо(FOLIO)古典からの翻訳で、谷崎潤一郎と瀬戸内寂聴訳を参考にした。土佐光信『源氏物語画帖』浮舟(ハーバード大学サックラー美術館蔵)
2021(令和3)ウルドゥ―語Baqar NaqviGenji ki Kahani(源氏物語・The Talle of Genji)完訳Raheel Publicationsパキスタン版のウルドゥ―語訳である。底本はArthur Waley,The tale of Genji,‎George. Allen & Unwin,1925~1933、Edward G. Seidensticker,The tale of Genji,1976で、ほかに数種類の英訳も参考にしている。翻訳者のBaqar Naqvi(バーカル・ナクヴィー)氏は、ウルドゥ―語で日本のノーベル文学賞の受賞者を紹介した翻訳家で生命保険会社のCEOを務めた。2019年に亡くなり、Pakistan Japan Literature Forum
(PJLF、
日本・パキスタン文学フォーラム)を創設していたフッラム・スヘイル氏が本文の修正と注釈を追加して完成させた。ウルドゥ―語が専門である大阪大学の山根聡教授が紹介文を掲載されている。
(参考)たつみのいほり(2022ねん1月18日
の記事)
http://genjiito.sblo.jp/article/189280096.html
鈴木春信 の「五常 信」で「恋をしりて昔をみちびく心こそまことの信といふべかりけり」と書かれている。
2022(令和4)ハングル朴光華겐지모노가타리 : 한국어역주(아게마키권)=源氏物語 : 韓国語訳注(総角巻)「総角」図書出版DNP底本は『新編 日本古典文学全集』(小学館)黒地に白字でタイトルが書かれている。
2022(令和4)モンゴル語Очирхүү Жаргалсайхан(Ochirkhuu JARGALSAIKHA・オチルフー・ジャルガンサイハン)Гэнжийн туульс2
(Gänzhiyn tuul's・源氏物語)
「紅葉賀」~「花散里」Monsudar Publishing LLC谷崎潤一郎訳(新々訳)・与謝野晶子・瀬戸内寂聴訳『源氏物語』、電子書籍もある。水色の狩衣を着た男性が白地に赤い梅の模様が入った袿を着た女性に寄り添う絵
2023(令和5)英語Stuart Varnam-Atkin・とよざきようこ(豊崎洋子)訳
「源氏物語」のものがたり : 日英対訳 : 「源氏物語」翻案
IBCパブリッシング『源氏物語絵色紙帖』「夕顔」(詞書は飛鳥井雅胤、4帖のうち甲帖、重要文化財、京都国立博物館蔵)
2023(令和5)英語Edward G. SeidenstickerThe tale of Genji全訳チャールズ・イー・タトル出版(Tuttle Publishing)底本は『日本古典文学大系』(岩波書店)、改訂新版。表紙は「朝顔」巻の「雪まろばし」の場面である。
2024(令和6)セルビア語Mateja MaticПРИЧА О ГЕНЂИЈУ(PRICHA O GENЂIЈU)「桐壺」~「松風」、全4巻の予定Publishing Agency KOKORO底本は『新編日本古典文学全集』(小学館)、サントリー文化財団2022年度出版助成
(https://www.suntory.co.jp/news/article/14362.html)『源氏物語』に補足説明を加えて翻訳するプロジェクトの第1巻とのことである。同翻訳者による翻訳として、同じサントリー文化財団の出版助成による『平家物語』(底本は『日本古典文学大系』(龍谷大学図書館所蔵写字台文庫旧蔵、覚一本、2021年出版)がある。
表紙は土佐光起『紫式部図』

更新履歴

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凡例

言語:翻訳された言語のことである。
重訳:原典以外から翻訳されているかどうか。重訳した作品を日本語に訳し戻ししたものは、再翻訳と表記した。
翻訳者・著者名:翻訳者名あるいは著者名。ロシア語の場合はアルファベット表記も併記している。日本人の場合で名前の表記が判明している場合は、アルファベットの後に日本語で表記をしている。
題名(作品名、書名):翻訳書のタイトルで、掲載誌の中の一編である場合には、作品名となる。
翻訳範囲:翻訳された源氏物語の帖・巻(例:「桐壺」~「葵」)である。
出版社・刊行元:書籍を出版・刊行した会社・個人である。
底本・版・掲載情報・参照情報など:翻訳書籍の元になった底本、版、書籍に関する情報が掲載されている書籍やサイトのことである。
表紙・関連情報:表紙に使われている絵・写真、表紙に関連した情報のことである。

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