論文名
『源氏物語』末松英訳初版表紙のバリエーションについて
執筆者
ラリー・ウォーカー
掲載誌名
海外平安文学研究ジャーナルvol.3.0
発表・刊行年
2015
要旨
1882 年に『源氏物語』最初の英訳が英国のTrübner 社により出版された。翻訳家の末松謙澄は当時イギリスに留学していた。末松は英語が雄弁で、ケンブリッジ大学の法律学部を卒業した。末松の英訳は17 章まで、全54 章の約三分の一を訳したが、近年の研究によると、登場人物を落とすことやこの英訳の政治的な動機、日本で源氏物語と紫式部のとらえ方などが集中的に多くなっている(e.g. Clements, Emmerich, 伊藤)。(※冒頭部分)
備考
https://genjiito.org/cms/journals/juornal3/ にてダウンロード可能