「海外における平安文学及び多言語翻訳に関する研究」(2017年度 基盤研究(A)課題番号︰17H00912 研究代表者 伊藤鉄也)

論文名

(レポート)「十帖源氏」ヒンディー語訳の問題点

執筆者

菊池智子

掲載誌名

海外平安文学研究ジャーナルvol.4.0

発表・刊行年

2016

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要旨

ずいぶん前から『源氏物語』の翻訳にはたいへん興味がありました。『源氏物語』は、インド現地の大学の授業でヒンディー文学の教授が日本の代表的な文学として紹介するほど、知識人の間で人気のある作品なのです。いまだ日本語からヒンディー語への直接翻訳は実現していないので、私は学生の頃から是非翻訳したいと考えていました。しかしその量と難解な言葉になかなか手を出せずにおりました。その後『十帖源氏』プロジェクトに出会い、古文が現代文になったテキストを頂け、さらに適度な量でもあり、翻訳には最適ととても嬉しく思いました。しかし実際に翻訳作業を初めてみるとさまざまな問題に直面しました。(※冒頭部分)

備考

https://genjiito.org/cms/journals/juornal4/ にてダウンロード可能