「海外における平安文学及び多言語翻訳に関する研究」(2017年度 基盤研究(A)課題番号︰17H00912 研究代表者 伊藤鉄也)

第1回「海外における平安文学」研究会報告(2014/02/03)

2013年度 伊藤科研 第1回研究会
日時:2014年2月3日(月)午後3時00分〜6時00分
場所:国文学研究資料館・第1会議室(2階)

2月3日(月)国文学研究資料館にて、第1回研究会が行われました。
伊藤代表から科研についての趣旨説明が改めて行われ、のち現状について担当者から説明されました。
以下に抄録を報告します。

1.「翻訳から見た日本文化の変容」
・現地『源氏物語』の翻訳は、31言語中21言語において日本語に訳し戻す作業を依頼済み。対象の巻は「桐壺」。
・翻訳論文データベースについては、『源氏物語』を優先的に、韓国出身の大学院生によって韓国内で発表された論文をリストアップ中。
・『海外文学における平安文学』『海外における源氏物語』掲載サイトの有無を再調査し、完了している。

2.『十帖源氏』の翻訳と研究
2014年以降の研究活動開始を予定。現在は予備調査中。

3.グロッサリーの研究と編纂
2014年度の開始を予定。

4.その他
・過去の発行物をもとに補筆改訂した『日本古典文学翻訳事典1<改訂英語編>』を発行(2014年3月31日)。
・外部サーバーを契約し、Wordpressを用いたホームページを開設した。今年度末までに、科研についての紹介ページを公開する予定。

また、今後の活動と課題についても活発な意見が出されました。洗い出された課題については、今後の活動内容に反映していきます。

なお、第2回研究会は2月26日(水)京都にて実施。