2019年12月20日(金)~22日(日)まで、中華人民共和国の広東省にある広東外語外貿大学において、「中日比較文学国際シンポジウムおよび2019年度広東外語外貿大学大学院生フォーラム」が行われます。
本科研からは、研究代表者である伊藤鉄也(大阪大学)、研究協力者である小川陽子(岐阜大学)、須藤圭(筑紫女学園大学)、庄婕淳(惠州学院)、レベッカ・クレメンツ(カタロニア高度研究施設兼バルセロナ自治大学・代読による参加)の4名が参加をし、講演・研究発表をおこないます。また、本科研がこのシンポジウムおよびフォーラムの協賛を致します。
下記にプログラムを掲載致しますのでご参照ください。なお、プログラムは、本科研として参加する箇所のみ詳細な内容を抜粋の上、掲載しています。
中日比較文学国際シンポジウムおよび2019年度広東外語外貿大学大学院生フォーラム
・テーマ:新時代における日中比較文学、比較文化研究の新視野
・日時:2019年12月20日~22日
・場所:中華人民共和国 広東外語外貿大学(北キャンパス)管理棟国際会議ホール
・内容:シンポジウムの主題に沿い、記念講演およびパネル討論を行い、言語、文学、歴史、文化、翻訳などを主題とする分科会を開く。
・主催:広東外語外貿大学、国立大学法人 大阪大学
・運営:広東外語外貿大学日本語言語文化学院、大阪大学国際教育交流センター、中国日本語教学研究会華南分会
・後援:教育部高等学校外语教学指導委員会日語専業指導分委員会、中国日語教学研究会、特定非営利活動法人〈源氏物語電子資料館〉
・協賛:伊藤科研[海外平安文学情報](https://genjiito.org/)
☆プログラム(敬称略)
12月21日(土) 開幕式・大会基調講演・パネルディスカッション
〇開幕式(時間:9:00~9:30、於:国際会議ホール、司会者:陳 多友)
・9:20~9:25 大阪大学 伊藤 鉄也教授 挨拶
〇大会基調講演(時間:10:00~12:20、於:国際会議ホール)
・11:10~12:20 (司会者:張 秀強)
講演者:周 異夫(吉林大学)
題目:明治国家的”文坛”
講演者:伊藤 鉄也(大阪大学)
題目:世界中で読み継がれる〈平安文学〉
〇大会主旨講演(時間:14:00~18:00、於:国際会議ホール)
〇晩餐会(時間:18:00~19:30、於:ポリーホテル)
〇ラウンドテーブル・ディスカッション(時間:19:40~21:00)
管理棟第一会議室から第三会議室までの3部屋に分かれ、各テーブルごとにディスカッションを行う。
「ラウンドテーブル・ディスカッション1」(於:管理棟第一会議室)
テーマ:新しい教養を背景とした日本文学文化研究
司会者:呉 光輝(厦門大学)、劉 雨珍(南開大学)
メンバー:
佟 君(中山大学)、王 琢(南大学)、呉 光輝(厦門大学)、汪 平(南京大学)、楊 暁輝(広東外語外貿大学)、
伊藤 鉄也(大阪大学)、李 雁南(河南師範大学)、林 敏洁(南京師範大学)
〇12月22日(日)午前中 分科会
15個の分科会に分かれ、人文社会科学系を専門とする研究者・大学院生による発表が行われる。
「第一専門家分科会」(研究者による発表、時間:8:30~10:30、於:7教607)
テーマ:日本古典文学
司会者:伊藤 鉄也、汪 平
発表人数6名、参加人数10名
8:30~8:45 小川 陽子(岐阜大学)「中古に受容された『源氏物語』」
8:45~9:00 須藤 圭(筑紫女学園大学)「中世に受容された『源氏物語』」
9:00~9:15 レベッカ・クレメンツ(代読/カタロニア高度研究施設兼バルセロナ自治大学)「近世の俗語訳『源氏物語』」
9:15~9:25 休息
9:25~9:40 庄 婕淳(惠州学院)「林文月訳『源氏物語』」
9:40~9:55 呂 天雯(南京工業大学)「《源氏物語》中読書活動小考」
9:55~10:10 鄭 寅瓏(中山大学)「《源氏物語》対中国文学的接受研究ー以“白虹貫日、太子畏之”為例」
10:10~10:30 参加者によるディスカッション
〇12月22日(日)午後
記念スピーチおよび閉幕式(於:国際会議ホール)
10:40~11:40 記念スピーチ
11:40~12:00 閉幕式
14:00~17:00 新時代中日関係高峰論壇(於:国際会議ホール)
以上